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通気緩衝工法とはなんでしょう?防水工事

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通気緩衝工法とはなんでしょう?防水工事

通気緩衝工法とはなんでしょう?防水工事

2021/07/11

通気緩衝工法について

通気緩衝工法は既存下地と絶縁したい時に使用する工法がメインです。

もしくは既存の防水の状態が悪い場合は撤去をしてシートを張ります。下地がコンクリートの場合、密着工法で防水工事を行うと、躯体にしみこんでいる水分が蒸発できずに防水層の内部から膨れを発生させてしまいます。

膨れの原因は、防水層と下地の間に水分が浸透し、太陽光や気温などによる蒸発です。

そして、防水層は密閉状態が最適である一方、水分を逃がす仕組みも必要です。水分が逃げると、防水層と下地が剥がれないので、膨れを抑えることができます。

この膨れを防ぐ為に通気性能がある通気緩衝シートを張り、脱気筒を設けることで蒸気を逃がし、膨れを解消できます。

下地に専用の接着剤(プライマー)を塗布し、通気緩衝シートとメッシュを貼り付け、脱気筒を設置します。後は密着工法と同じようにウレタン防水を2層造り、トップコートで表面を仕上げます。

屋上防水の様な広い箇所に防水工事を行う場合は、こちらの通気緩衝工法で防水工事をすることが多いです。

 

デメリットとして通気緩衝工法は難易度の高い工事のため、経験や知識のある防水工事業者でなければ対応できません。

また、作業工程が増えることにより、通常のウレタン防水と比較して工期は長くなります。

ウレタン防水の工事は、職人の腕次第で仕上がりが異なります。工場で作られた既製品を使う塩ビシート防水などと異なり、ウレタン防水は職人が現場で材料を混ぜて使います。

また「何ミリで重ね塗りをする」などと、職人の技術が必要な工法でもあります。

 

家は大切な財産ですから、あらかじめこうした防水対策を施しておきましょう。

台風やゲリラ豪雨などの自然災害に備えることで、安心感が違ってきます。
梅雨の時期など雨の多い時期は問い合わせが増えるので早めにご相談ください。

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