マンションにアスファルトシングル葺き屋根を用いる理由は?改修方法も解説

多くのマンションの屋根は「陸屋根」と呼ばれる、屋上のような平坦で人が歩ける構造ですが、中にはアスファルトシングルが使われていることがあります。

RC造のマンションになぜアスファルトシングルが使われているのでしょうか?

また、改修工事の時期を迎えた際、アスファルトシングルの屋根はどのような工事をすればいいのでしょう?

この記事ではマンションの屋根にアスファルトシングルを用いる理由やメリット、改修方法を詳しく解説していきます。

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マンションにアスファルトシングルを用いる主な場所は?

アスファルトシングルの基礎知識に併せ、マンションにアスファルトシングルを用いる主な場所とその理由を解説していきます。

アスファルトシングルの基礎知識

アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトを浸透させたシート状の屋根材で、表面に石粒が付着しているのが特徴です。

「シングル」や「シングル葺き」と呼ばれることもあります。

アスファルトシングルは100年以上前にカナダで開発されたと言われています。

現在でも、アスファルトシングルはカナダやアメリカを中心に多くの建物で使われています。

アスファルトシングルのメリットとデメリットは以下のとおりです。

アスファルトシングルのメリット
  • 防水性が優れている
  • 防音性が高い
  • 加工や施工が簡単
  • 耐震性がある
  • メンテナンスやリフォームの費用が安い
アスファルトシングルのデメリット
  • 勾配がない屋根への施工は不向き
  • 表面の石が剥がれ落ちる
  • カビ・コケが発生しやすい
  • 耐風性・耐熱性が低い
  • 業者の数が少ない

アスファルトシングルを用いる主な場所

マンションにアスファルトシングルを用いる主な場所は斜壁(しゃへき)の部分です。

斜壁とは、建物のバルコニー下部などの斜め部分を指し、3階建て以上のRC造の建物に多く見られます。

一般的にはマンションなどの新築時に外壁として設計されます。

斜壁は大抵、外壁と同じ壁材で仕上げられますが、斜壁は雨風や紫外線などのダメージを直に受けるので、建物の立地によっては、屋根と同レベルの防水性能が求められることがあります。

そのため、防水性が高く、軽量で加工しやすいアスファルトシングルが斜壁に使用されることがあります。

この斜壁をタイルで仕上げてしまうと、タイルの剥落が起こる恐れがあります。

剥落だけなら修理で済みますが、斜壁には勾配がついているため、剥落したタイルが滑り落ち、通行人の頭上に落下するリスクが考えられます。

アスファルトシングルに改修工事が必要な理由は?

アスファルトシングルの寿命は15〜30年だと言われています。

寿命はメーカーによって異なりますが、アスファルトシングルの耐久性は他の屋根材と比べると高くはありません。

以下は屋根材ごとの耐久年数を比較した表です。

屋根材耐久年数
アスファルトシングル15〜30年
セメント瓦20〜60年
ガリバリウム銅板20〜40年
スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)10〜35年
トタン6〜20年

屋根材の耐久年数を表で見比べてみると、アスファルトシングルの耐久年数はそれほど高くないことがわかりますね。

アスファルトシングルは経年劣化してくると屋根材の剥がれや浮きが生じます。これらの劣化は雨漏りの原因になり、放置すれば、さらなる劣化や安全上の問題を引き起こす可能性があります。

雨漏りやそのほかの問題を未然に防ぐには早めの改修工事が有効です。

アスファルトシングルのメンテナンス推奨時期は生産国によって異なり、日本製のものは12年前後、外国製のものは30年前後とされています。

前回の工事から12年または30年が経過している場合は改修工事の実施を検討するとよいでしょう。

または、大規模修繕工事の計画に修繕対象として加えるのも一つの方法です。

ただ、以下のような劣化症状を発見した際は早急に手を打つ必要があります。

アスファルトシングルの劣化症状
  • 屋根材の剥がれ・浮き
  • 屋根材の損傷
  • カビ・コケの発生
  • 色褪せ・変色

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マンションのアスファルトシングルの改修工事

マンションのアスファルトシングルの改修方法は2通りあります。

  • 屋根材の張り替え工事
  • カバー工法

以下では各工事の詳細を紹介していきます。

屋根材の張り替え工事

マンションの大規模修繕工事などで、アスファルトシングルを改修する際は、屋根材の張り替えが主流です。

工程としては、コンクリートの上に防水層を作り、その上にルーフィングシートとアスファルトシングルを張りつけていきます。

費用は高額ですが、長期間の防水効果が期待できます。

屋根カバー工法

工事の費用を抑えたい場合は、カバー工法でアスファルトシングルを改修するのも一つの手です。

カバー工法とは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せて屋根をリフォームする工事方法です。

カバー工法は既存の屋根材を撤去する必要がないので、撤去費や廃材処分費がかかりません。そのため工事費用を浮かすことができます。

しかし、カバー工法でアスファルトシングルを改修する場合は注意点がいくつかあります。以下は注意点です。

  • 新しい屋根材は既存の屋根材よりも軽いものを選ぶ
  • 過去に屋根から雨漏りが起こっている・下地材が腐食している場合は施工できない

既存の屋根材よりも重い屋根材を選んでしまうと、建物の耐震性が下がってしまいます。新しい屋根材は既存のものと同じアスファルトシングル、もしくは金属屋根を選ぶようにしましょう。

アスファルトシングルに塗装によるメンテナンスは不要?

アスファルトシングルに屋根塗装は行わなくていいのか、と思われる方もいるでしょう。

通常、スレート屋根・金属屋根・セメント瓦・モニエル(コンクリート)瓦などの屋根には塗装工事が必要です。

しかし、アスファルトシングルに関しては塗装工事は不要だと言われています。

理由としては次のことが挙げられます。

アスファルトシングルに塗装工事が不要な理由
  • アスファルトシングルの性能向上には大きな影響を与えないため、費用対効果が見込めないから
  • アスファルトシングル自体の防水性が高いため
  • 油性塗料を使用するとアスファルトが溶け出すブリード現象が起きるリスクがあるから
  • 塗料の吸い込みが激しいため、艶の出方にムラが出やすく、美観を損ねる可能性があるから
  • 劣化が進んだアスファルトシングルに塗装すると、塗料の吸い込みが激しくなり、屋根の反りの原因となるから

以上の理由から、アスファルトシングルの塗装は、必ずしも必要ではなく、場合によっては塗装を行わないほうが適切な場合もあるとされています。

ただ、アスファルトシングルの汚れや色褪せ、表面に付着する石粒の落下は気になりますよね。

マンションの見た目が悪いと入居率の低下を招く恐れもあります。

見た目をきれいにしたいと悩んでいる方は業者に相談するのがおすすめです。

前述で挙げたように、場合によっては塗装を行わないほうがよいケースがあるので、塗装が可能か、張り替えが適切か、業者に調査してもらった上で工事方法を選択するのがよいでしょう。

まとめ

マンションにアスファルトシングルを用いる理由や改修方法を解説してきました。

以下にこの記事の内容をまとめました。

  • マンションにアスファルトシングルを用いる主な場所は斜壁
  • アスファルトシングルは防水性が高く、軽量で加工しやすいので斜壁に使われる
  • アスファルトシングルは12年前後で改修工事を行うのがよいとされている
  • アスファルトシングルは経年劣化してくると屋根材の剥がれや浮きが生じ、雨漏りなどを引き起こす
  • 改修工事ではアスファルトシングルの張り替え工事が基本だが、費用を抑えたい場合はカバー工法で工事を行う手もある
  • アスファルトシングルの塗装は、必ずしも必要ではなく、場合によっては塗装を行わないほうが適切な場合もある

アスファルトシングルを改修する際は、屋根の状態や予算、建物の構造に応じて工事方法を選択しましょう。

工事方法の選択に迷った場合は、専門業者に相談するのがおすすめです。

誤った工事方法を選択してしまうと、追加の工事が必要になります。そのため、専門業者に依頼するのが最善です。

大規模修繕の計画を立てる場合は必ず専門家の意見を参考にするようにしましょう。

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