屋上でよく用いられるアスファルト防水とは
ビルやマンションの屋上への防水工事で最もよく用いられているのが、アスファルト防水です。アスファルトと聞きますと、一般的には道路をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は防水剤としても大きな能力を発揮します。織り込まずランダムに敷き詰めた繊維を接着したり熱を加えたりすることで1枚の布にした「合成繊維不織布」を下地に貼り付け、そこに液体状のアスファルトを浸透させて防水剤としての役割を持たせます。アスファルト防水の種類も幾つかあり、シートの貼り付け方や溶かし方、重ね方などが大きく異なります。アスファルト防水は、現在行われている防水工事の中で最も歴史が長い工法であるとされていますので、施工に関するノウハウや技術も大きく進歩しています。株式会社大浦屋は、防水や塗装の材料問屋として長年に亘って営業してきた豊富な経験と実績を持っており、各材料の特性を活かして戸建て住宅からアパート・マンションまで幅広く対応いたします。アスファルト防水に興味をお持ちの方、防水メンテナンスをお考えの方はぜひご相談ください。
アスファルト防水の工法と特徴
アスファルトは油の一種で水をはじく性質があるため、防水材として広く使用されてきました。アスファルト防水では、合成繊維不織布にアスファルトを含浸させ、コーティングして完成したシート状のルーフィングを貼り重ねて防水層を形成していきます。溶融アスファルトやシート状のアスファルトを積み重ねて厚みのある防水膜を作り上げますので、耐荷重性や水密性に優れており、耐用年数も長いというメリットがあります。また、露出仕上げ、押さえコンクリート仕上げ、屋上緑化などの多彩な仕上げができます。具体的な工法としては、トーチ工法や冷工法などがあり、それぞれに特徴があるため予算や施工場所、周辺環境などの要素を検討してベストな工法を選択するのが最善です。
アスファルト防水の施工費用や耐用年数
アスファルト防水の費用は、一般的に1平方メートルあたり6,000~8,000円程度に設定されています。シート防水と比較して安価であるとは言えませんが、アスファルト防水を施工するための準備や作業の手間を考慮しますと、一概に高いとは言えません。施工費用は面積だけではなく、人件費、使用する機材、施工箇所の状態や周辺環境によっても変動しますので、全ての要素を比較検討するのが最善です。耐用年数は、平均10~20年と言われており、それを過ぎますと次第に防水層がひび割れたり劣化したりし、雨漏りのリスクが高まります。耐久性が高く頑丈な工法ではありますが、定期的にチェックしつつ次のメンテナンスの長期的な計画を立ておくのが望ましいと言えます。
アスファルト防水のまとめ
材料問屋が見極めた高品質な材料で高耐久の防水性能を実現します
アスファルトが持つ独特の性能を活かした防水工法として、水密性や耐久性に優れた信頼性の高い防水層を作ることができるのが、アスファルト防水の特長です。防水層を構成するアスファルトルーフィングは、基材として紙やガラス繊維不織布、合成繊維不織布などが使用されており、最近ではさらに性能がアップした改質アスファルトルーフィングシートが利用されています。株式会社大浦屋では、材料問屋としての経験と実績を活かし、変化するニーズや進歩する技術にも遅れることなく追随して低価格・高品質な工事を実現しております。改質アスファルトルーフィングシートの裏面をバーナーであぶって貼るトーチ工法や、熱を加えないことから手間やコストを省ける冷工法など、現場環境やご予算、ご希望に合わせて施工してまいります。表面を美しく仕上げ、防水層をコーティングするためのトップコートも素材をじっくりと吟味・厳選しておりますので、見た目の綺麗さと耐久性には自信があります。マンションやビルの屋上をはじめ、雨漏りから建物を守るためにあらゆる場所で的確な工事をご提案いたします。