低コストで短時間施工の塩ビシート防水工事とは
塩化ビニル樹脂を原料とした厚さが1.5mmほどのシートを接着剤や塩ビ鋼板を用いて固定し、貼り付けて防水層を作る工法です。シート状の材料1枚という単純な構成ですが、紫外線や熱、オゾンに対して優れた耐久力があり、高い防水性能を期待できます。シートをそのまま被せて防水層を作りますので、前回のメンテナンスでシート防水以外の工事を実施している箇所でも施工できます。また、塩ビシートの素材自体にあらかじめ着色されているため、一般的な防水層のメンテナンスに必要な保護塗装が原則的に不要で、全体的な維持管理費を節約できるというメリットも見過ごせません。施工箇所の形状が複雑ではなく、障害となる物が少ない学校や病院といったビルの広い屋上、ALCの建物などへ広く施工されています。下地の種類や現在の状態、使用される用途などによって接着工法と機械固定工法を選択できます。塩ビシート防水の施工実績が豊富な株式会社大浦屋は、材料問屋ならではの専門知識と特殊技術を活かし、現場に合わせて低価格・高品質の施工をお届けいたします。
シートの継ぎ目を正確に密着させ漏水を徹底的に防ぐ
塩ビシート防水は施工後の耐久性とメンテナンスが簡単であることが大きなメリットでとして知られていますが、塩化ビニルという素材の特徴として時間経過と共に可塑剤が抜けて柔軟性が失われ、硬くなってしまうという欠点があります。そのため、材質そのものの耐久性だけに頼ることなく、硬化によりシート同士の継ぎ目が開いてそこから雨水が浸入する可能性を見据えた施工を行う必要があります。材料問屋でもある株式会社大浦屋は、塩ビシートの特性を知り尽くしていますので、ライスターという専用の熱風溶接機で継ぎ目を正確に溶着します。塩ビシート防水のメリットを最大限に活かすための高い技術は、長期的な観点で耐久性に大きな差を生み出します。
漏水の危険性を排除する端末部の処理
塩ビシート防水の施工において職人の経験と技術が問われる処理の一つが、シートの端末部です。経年による硬化でシートの端が剥がれやすくなり、そこから水分が浸入して下地を傷めたり、雨漏りを起こしたりする可能性があります。塩ビシート同士を接合するジョイント部とは異なり、端末部の場合には相手がコンクリートであり、その形状も様々です。端末部になる箇所はパラペットや塔屋などにある立ち上がりが多いですが、最終的にアルミの押さえ金具で固定することになりますので、丁寧なシーリング作業やモルタルの下地補修が重要です。細部に至る細やかな作業と、材料問屋ならではの広い知見とノウハウが塩ビシート防水において高い満足度を達成している理由です。
塩ビシート防水工事のまとめ
厳選した機能性の高い塩ビシートで雨漏りや漏水を防ぎます
短時間且つ低コストでの施工が魅力の塩ビシート防水は、下地の状態に左右されずに防水層を形成できることから、新設はもちろんのこと修繕工事の際にも広く採用されています。アスファルト防水は経年によって表面が硬くなり、破れや剥がれが生じる可能性があります。以前の改修工事では、古くなったアスファルト防水層を撤去して別の工法で新たな防水層を施工したり、古い防水層の上に下地活性剤を塗布しアスファルトルーフィングを増し貼りしたりといった方法が主流でした。しかし、既存防水層を撤去する際の突然の雨で漏水するリスクや、撤去によって発生する産業廃棄物の処分費が高騰している現状があり、撤去の不要な塩ビシート防水にますます注目が集まるようになっています。材料問屋が直接施工する防水工事として東京エリアで話題の株式会社大浦屋では、厳選した性能の良い塩ビシートを使用し、新設・改修に関わりなく様々な現場で丁寧に施工しております。「なるべくコストを抑えたい」「でも防水性能は疎かにはしたくない」というご要望にお応えし、価格面でも品質面でもご満足いただける施工をお届けいたします。