株式会社大浦屋

密着工法とは?ウレタン防水工事の流れや工程を解説!メリット・デメリットも

[受付時間] 9時~18時 ※18時以降は問合せフォームにてお願いします

密着工法とは?ウレタン防水工事の流れや工程を解説!メリット・デメリットも

密着工法とは?ウレタン防水工事の流れや工程を解説!メリット・デメリットも

2025/02/14

目次

    ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成する工法です。

    施工後に化学反応によって硬化し、弾性のある防水層をつくるため、建物の動きに追従しやすいのが特徴です。ウレタン防水の工法には、「密着工法」「密着メッシュ工法」「通気緩衝工法」の3種類があり、今回は密着工法について詳しく解説します。

    密着工法とは?

    密着工法とは、ウレタン防水材を下地に直接塗り重ねる施工方法です。

    塗装と同じように液体状の防水材を塗るため、継ぎ目のない防水層を形成でき、小面積や複雑な形状の箇所でも施工が可能です。ただし、下地の影響を受けやすいため、施工前の下地調整が非常に重要になります。

    ウレタン防水の密着工法|施工や流れについて

    施工の流れは以下のとおりです。

    密着工法の流れ1.下地調整

    施工前に下地の状態を確認し、汚れやホコリを除去。ひび割れや凹凸がある場合は、補修材を使って修復し、平滑な表面を作ります。下地調整が不十分だと、防水層の剥がれや膨れが発生する原因になります。

    密着工法の流れ2.プライマーの塗布

    プライマーは、ウレタン防水材と下地の密着力を高めるための接着剤の役割を果たします。これを塗らずに防水材を施工すると、膨れや剥がれが発生しやすくなり、耐久性が低下するため、必ず塗布する必要があります。

    密着工法の流れ3.ウレタン防水材の塗布(2回塗り)

    ウレタン防水材は最低2回塗りを行い、2層の防水層を形成します。塗膜の厚みは2mm以上が必要で、適切な厚さを確保することで防水性能が向上します。

    密着工法の流れ4.トップコート塗布

    ウレタン防水は紫外線に弱いため、トップコートを塗布して表面を保護します。トップコートを適切に施工することで、防水層の耐久性が向上し、メンテナンスの頻度を減らすことが可能です。

    密着工法のメリット

    メリット1.小面積や複雑な箇所の防水に適している

    密着工法は、液状のウレタン防水材を塗り重ねる施工方法のため、狭い場所や複雑な形状の箇所にも対応しやすいのが特徴です。例えば、ベランダや屋上の立ち上がり部分、配管まわり、階段のように入り組んだ形状の場所でも、継ぎ目のない防水層を形成できます。シート防水のようにカットや接合処理をする必要がないため、形状に合わせた施工が可能です。

    小規模な屋根やベランダの防水工事を検討している場合、特に適した工法といえます。

     メリット2.連続塗膜を形成できる

    ウレタン防水の密着工法は、液体状の防水材を塗ることで、継ぎ目のない一体化した防水層を形成できるのが大きなメリットです。シート防水ではつなぎ目の部分から劣化が進行することがありますが、ウレタン防水は継ぎ目がなく、ひび割れや剥がれのリスクを抑えられます。

    特に、下地の動きに追従しやすい弾性のある塗膜が形成されるため、屋上やベランダなどの防水層が振動や膨張収縮の影響を受けやすい場所でも安定した防水性能を発揮します。

     メリット3.施工期間が短く、コストが抑えられる

    ウレタン防水の密着工法は、施工の工程が比較的シンプルであり、短期間での施工が可能です。シート防水の場合、シートの敷設や接合処理に時間がかかるのに対し、ウレタン防水は防水材を直接塗布するため、作業がスムーズに進みやすいのが特徴です。

    また、シート防水と異なり特殊な施工機械が不要で、材料費や人件費を抑えられるため、全体的なコスト削減につながります。特に、小規模な施工や部分補修では、コストパフォーマンスの高い選択肢となります。

    メリット4.既存防水層の上から塗ることが可能

    ウレタン防水の密着工法は、既存の防水層を撤去せずに、その上から施工できる点もメリットの一つです。下地の状態が比較的良好であれば、既存の防水層の上に直接ウレタン防水材を塗ることで、新たな防水層を形成できます。これにより、撤去作業が不要となり、工期の短縮とコスト削減が可能です。

    ただし、既存の防水層にひび割れや膨れがある場合は、下地処理を適切に行うことが重要です。事前に業者と相談し、適切な施工方法を選ぶことで、より効果的な防水対策を実現できます。

    密着工法のデメリット

    デメリット1.下地の影響を受けやすい

    密着工法は、ウレタン防水材を直接下地に塗り重ねる施工方法のため、下地の状態が防水性能に大きく影響します。施工前にひび割れや凹凸、汚れなどが残っていると、防水層が十分に密着せず、施工後に膨れや剥がれが発生する原因となります。

    また、下地の動きに追従しにくい場合、防水層にひび割れが生じやすく、そこから水が浸入する可能性もあります。そのため、施工前の下地調整が不可欠であり、適切な補修やプライマー処理を行うことが重要です。

    デメリット2.職人の技術に仕上がりが左右される

    ウレタン防水の密着工法は、職人が現場で防水材を塗布して施工するため、作業の精度が仕上がりに大きく影響します。 シート防水のように均一な厚みを持つ既製品を使うわけではなく、防水材をどれくらいの厚さで塗るか、何層重ねるかといった技術的な要素が施工の質を左右します。

    そのため、技術の未熟な職人が施工すると、塗膜の厚みが不足し、十分な防水性能が発揮されない可能性があるのです。確実な施工を実現するためには、ウレタン防水の施工実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。

    デメリット3.定期的なメンテナンスが必要

    ウレタン防水は紫外線に弱い性質を持っているため、適切なメンテナンスを怠ると、劣化が早まる可能性があります。 施工時にはトップコートを塗布して紫外線から防水層を保護しますが、時間の経過とともにトップコートが摩耗し、防水層がむき出しになると、ひび割れや剥がれが発生しやすくなります。

    そのため、5年ごとを目安にトップコートを塗り替えることで、防水性能を維持し、耐用年数を延ばすことが可能です。長期間にわたって適切な防水機能を維持するためには、定期点検と計画的なメンテナンスを実施することが不可欠です。

    密着工法とは?に関するまとめ

    密着工法は、小規模な屋上や複雑な形状の防水が必要な場合に適した工法です。

    コストを抑えながらスピーディーに施工できるため、多くの建物で採用されています。ただし、下地調整が重要であり、施工する職人の技術によって仕上がりが左右されるため、業者選びも慎重に行いましょう。

    中間マージン0だから他社より安い費用で工事が可能

    ※中間マージン=仲介手数料サービス一覧を確認する

    • 大規模修繕工事
    • 解体工事
    • 防水工事
    • 外壁塗装
    • 屋根工事
    • シーリング工事
    • 長尺シート工事
    • 下地補修工事
    • 足場工事
    • タイル工事
    • 洗浄工事
    • 電気、水道、外溝工事等

    大きな強みは「自社で完結」

    施工価格と見積りには絶対的な自信を持っていますので、他社との相見積りも大歓迎です。

    ご予算と現場調査の結果、長期的な視点での資産価値向上をバランスよく考慮し、お客様にとってベストな選択肢をご提案します。

    当店でご利用いただける電子決済のご案内

    下記よりお選びいただけます。