外壁塗装のタイミングはいつ?
2024/10/16
外壁塗装のタイミング
日本の住宅平均寿命は約30年と言われており、これはアメリカの住宅平均寿命の3分の1と言われています。
なぜここまでも違うのかと言いますと、これは日本の気候に原因があるのです。日本は高温多湿であり、元々の日本家屋とは石の上に土台が乗るような構造でした。
しかし現代の日本住宅は、コンクリートを基礎に使うようになったことで、床下の風通しが悪くなり、住宅に使用する木材が痛みやすくなってしまってるのです。
大切なお家を守るためにも、定期的にメンテナンスを行い、長期的に風雨・紫外線などから私たちを守ってもらうように気を使いましょう。
チョーキング現象
外壁を触ったときに壁の色と同じ粉が手についたりします。これは「チョーキング現象」と呼ばれるもので、紫外線や直射日光、風、雨水などが原因で塗装が劣化し、成分の顔料がチョークの粉のように表面に付着している状態です。
チョーキングが起きているということは塗料は耐久力を失っており、雨漏りする危険性も高い状態ですので、できるだけ早めに塗装を塗り替えなくてはなりません。
ひび割れ(クラック)
ひび割れた塗膜やモルタル外壁は、隙間から雨が入り込み、構造材のカビやサビ、腐食などの原因にもなり、見た目だけでなく建物自体の強度低下にも繋がります。
特に、モルタル壁やコンクリート壁など外壁そのものに入っているひび割れは、塗膜表面のみのひび割れよりも深刻です。
なぜなら建物の内部まで浸水していき被害が大きくなる可能性があるからです。
雨漏り
室内に雨漏りが起きているということは外壁や屋根、屋上などの構造になんらかの問題が起きているということとなります。
屋根、屋上の防水シートが劣化していたり、外壁のシーリング材が劣化し外壁内部に浸水していたりする恐れがあり、早急に補修しなければ内装材の傷みだけでなく構造材の劣化によって家全体の耐久性も落ちかねません。
外壁の汚れ・コケ・カビ
なんとなく外壁が汚れてきたと感じたときも、塗り替えのタイミングと言えるでしょう。
汚れが付着しやすくなったということは塗装の防水力や耐久性が低下していることも考えられますので、塗装業者を呼んで塗替えが必要な状態か点検してもらうことをおすすめします。
外壁塗装の目的は建物の美観を保つことだと思われる方もいますが、外壁を保護する目的もあります。
外壁は毎日、風雨や紫外線に晒されているため、色あせや塗膜の汚れ・劣化が見られます。外壁塗装をすることによって、劣化していた外壁塗膜を綺麗にすることができ、新築のような輝きを取り戻すこともできます。また、新築時とは違ったデザインや色味に変更することもでき、気分転換をすることも可能となります。
そして塗料を塗り、塗膜を作ることで、劣化した外壁を風雨や紫外線などから守ることができます。
定期的なメンテナンスを行い、建物の耐久性を高めることで、劣化の原因から大切なお家を守ります。
お家の築年数が5~7年の方は、防水性が切れ始めるといわれている時期でもありますので、一度外装劣化診断をしてみるとよいでしょう。