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屋上防水工事と同時に行う断熱工法 | 外断熱・内断熱について紹介

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屋上防水工事と同時に行う断熱工法 | 外断熱・内断熱について紹介

屋上防水工事と同時に行う断熱工法 | 外断熱・内断熱について紹介

2024/05/15

屋上防水工事は、建物の寿命を大きく左右する重要な工事です。
単に雨漏りを防ぐだけでなく、エネルギー効率を高めるには断熱工事と組み合わせるのが良いでしょう。
しかし、どのような方法があるのかご存じない方もいるはずです。
この記事では、屋上防水工事と同時に行うべき断熱工法について詳しく解説します。
適切な工法を選択し適用することで、快適な居住空間と省エネルギーの両立が可能です。
これから屋上防水や断熱工事を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。

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屋上防水と断熱工法

屋上防水と断熱工法は、建物の耐久性を高めるために不可欠です。
屋上防水は、雨・風・太陽光などの自然現象から建物を保護する役割を果たし、建物の構造体を長期間にわたって守ります。
一方、断熱工法は、建物の躯体と防水層の間に断熱層を設けることで熱の伝達を抑制し、冷暖房効率の向上が可能です。
これら2つの工法を組み合わせることにより、防水性能が高まり、水漏れや湿気による建物の劣化を防ぎます。
断熱性能の向上により居住者の快適性が保たれるのです。
さらに、断熱層は防水層を外部の環境から守るバリアとしても機能し、防水層の寿命を延ばす効果も期待できます。

防水工事と同時に行う断熱・遮熱の効果

防水工事と断熱・遮熱工事を同時に行うと、建物の保護と環境への配慮の両方において大きなメリットをもたらします。
建物を長持ちさせたい方や、快適な住環境を手に入れたい方は、防水工事と断熱材の施工を検討しましょう。
具体的にどのような効果が期待できるのか、詳しく解説します。

■防水層の保護

防水層の上に断熱材を施工するのは、防水層を保護するうえで非常に重要です。
断熱材は直射日光や外部からの物理的な衝撃から防水層を守り、劣化を遅らせる役割を果たします。
これにより防水層の寿命が延び、建物のメンテナンスコストを削減できるでしょう。
また、断熱材は温度変化による防水層の伸縮を抑制し、ひび割れや剥がれなどのダメージを最小限に抑える助けとなります。

■断熱性能の向上

断熱材を施工することにより建物内部への熱の流入や流出を抑制し、室内温度を一定に保てます。
その結果、夏は涼しく冬は暖かい室内環境の実現します。
外壁や屋根の表面温度が安定することで、建物全体の耐久性も向上します。

■省エネ効果

断熱性能が向上すると、冷暖房効率が向上します。
これは、室内の快適な温度を維持するために必要なエネルギーが減少するためです。
省エネ効果は、電気代の節約だけでなくCO2排出量の削減にもつながり、環境保護にも貢献します。

 

断熱と遮断熱の違いとは?

断熱と遮熱は、それぞれ異なる目的と機能を持ちながらも、建物の快適性とエネルギー効率を高めるために重要です。
以下では、断熱と遮熱の違いについてご紹介します。

■断熱とは

断熱とは、建物の壁や屋根などの構造部分に使用される材料や技術のことです。
外部からの熱の流入や、内部からの熱の流出を抑制することを目的としています。
断熱材は熱伝導率が低い材料を使用し、熱が容易に通過できない仕組みです。
そうすることで室内の温度を一定に保ち、エネルギー効率を高める役割を果たします。
冬は暖かい空気を室内に保持し、夏は外部の熱気を遮断することによって、快適な室温を維持できるのです。

■遮熱とは

遮熱とは、建物の外壁・屋根・窓などに施される処理のことです。
直接日光の熱を反射させたり、熱を吸収しにくい材料を使用したりすることにより、太陽熱が建物内部に侵入するのを防ぎます。
建物の表面温度の上昇を抑え、冷房負荷の軽減も可能です。
とくに夏の暑い時期に効果を発揮し、室内の温度上昇を防ぐことでエアコンの使用を抑えられます。

 

屋上に施工する断熱工法の種類

屋上に施工する断熱工法には、内断熱と外断熱の2種類があります。
断熱工法を選択する際は、建物の構造・予算・目的に合わせて最適な方法を選ぶのが重要です。
内断熱と外断熱それぞれにメリットとデメリットがあるため、専門家と相談しながら最適な断熱工法を選定しましょう。
ここからは、内断熱と外断熱の特徴について解説します。

■内断熱

内断熱は日本の木造住宅において最も一般的な断熱方法で、天井裏・柱間・床下に断熱材を設置します。
最大のメリットは、コスト効率の良さと施工の容易さです。
外断熱と比較して低コストで、既存の建物にも影響を与えることなく施工できます。
これにより、建物の外観を変えることなく断熱改修が可能です。
しかし、内断熱にはいくつかの欠点も存在します。
その1つが気密性の低さで、内断熱は外壁と断熱材の間に空間を持つため結露が発生しやすいです。
断熱材の性能を低下させるだけでなく、建物の構造に悪影響を及ぼす可能性があります。
したがって、内断熱を選択する際は適切な換気と結露対策が重要です。

■外断熱

外断熱は建物全体を断熱材で包み込む工法で、近年採用されることが増えています。
外壁材や屋根材と一緒に断熱材を施工することにより、建物全体の断熱性を高めるのが特徴です。
とくに、外気温の影響を受けやすい屋根や屋上において、外断熱はその効果を最大限に発揮します。
外断熱の利点は高い断熱性と気密性にあり、冷暖房効率の向上やエネルギー消費の削減が可能です。
しかし、外断熱は外壁を厚くするため、複雑な間取りや狭小地には適していません。
また、気密性が高いため換気が難しく、建物内の空気品質を保つためには換気システムの工夫が必要です。

 

屋上防水工事に使用する断熱材の種類と特徴

断熱材は種類によってそれぞれ特有の性質を持ち、屋上防水工事において重要な役割を果たします。
以下では、屋上防水工事に使用する断熱材の種類と特徴を解説します。

■ポリスチレン

ポリスチレン断熱材は発泡プラスチック製で、耐水性と湿気に対する強さが最大の利点です。
加工性に優れており、施工が容易で多様な防水層との相性も良いため、屋上防水工事に広く使用されています。

■硬質ウレタン

硬質ウレタン断熱材は、ウレタン樹脂と発泡剤を混ぜて作られるプラスチック系の断熱材です。
硬質から柔軟なタイプまで幅広くあり、薄い層であっても高い断熱効果を発揮します。
優れた断熱性能と寸法安定性から、露出防水工法に最適です。

■フェノール

フェノール断熱材はフェノール樹脂を発泡させて作られ、高断熱ガスを微細な気泡に密閉することで高い断熱性能を実現しています。
高い耐火性と低い熱伝導率を持ちますが、防水層との相性はあまり良くないため内断熱で使用されることが多いです。
断熱性能が高く、省エネ基準を満たす建築物に適しています。

■ポリエチレン

ポリエチレン断熱材はポリエチレン樹脂を基材とした独立気泡体で、耐溶剤性に優れているのが特徴です。
シート防水工法に適しており、防水シートに断熱を施すことで屋上からの太陽熱を遮断し、冷暖房効率の向上に効果を発揮します。

 

サーモコントロール断熱とは

サーモコントロール断熱は、建物の屋上におけるエネルギー効率を高めるための革新的な解決策です。
屋上の露出防水層に断熱・遮熱性能を組み合わせることで、建物内部への熱の流入を大幅に削減します。
アスファルト防水・塩ビシート防水・ウレタン防水・トーチ工法など、さまざまな露出防水方法に適応可能です。
また、これらの防水層の上に直接断熱材を施工できます。
断熱材を使用することによって外気温の影響を受けにくくなり、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を維持しやすいです。
さらに、遮熱塗料を屋上に塗布することで太陽熱による屋上の温度上昇を抑制し、屋内への熱の侵入を防ぎます。
サーモコントロール断熱は、屋上の断熱性能や遮熱性能を向上させたい・寿命を延ばしたい・防水層の劣化を防ぎたい場合に最適です。
快適な居住空間の提供だけでなく、長期的な建物のメンテナンスコストの削減にも貢献する画期的な技術と言えるでしょう。
建物の省エネ性を向上させたいオーナーや管理人の方は、サーモコントロール断熱を検討してみてはいかがでしょうか。

施工業者の選定ポイント

防水工事を成功させるためには、信頼できる施工業者を選定しなければなりません。
以下のポイントを踏まえ、防水工事の施工業者を選ぶ際は複数の業者から見積もりを取り、比較検討するのがおすすめです。
最終的には、コストパフォーマンスだけでなく信頼できるパートナーとして長期的な関係を築ける業者を選びましょう。

■実績が豊富

実績が豊富な業者は、多様な状況に対応してきた経験があります。
これは、技術力の高さやさまざまな問題に対処できる能力を示す指標です。
実績を確認する際は、施工例の写真や口コミなど参考にすると良いでしょう。

■対応が早い・丁寧

緊急の修理が必要な場合や、細かい質問に対しても迅速かつ丁寧に対応する業者は信頼に値します。
対応の早さは業者の顧客サービスの質を反映しており、信頼関係の構築にもつながるでしょう。

■料金が明確

料金体系や追加料金の発生条件が明確な、透明性のある業者を選ぶ事が重要です。
見積もり時には、どのような作業にどれだけの費用がかかるのかを詳細に説明してもらいましょう。

■見積書がわかりやすい

見積書は、工事の内容と費用を理解するための重要な書類です。
わかりやすい見積書は、業者が顧客とのコミュニケーションを大切にしている証拠と言えます。
必要な工事の項目ごとに、費用が明記されているのが望ましいです。

 

まとめ

屋上防水と断熱工法を組み合わせることにより、それぞれが相乗効果をもたらします。
以下のポイントを押さえておくことで、適切な業者選びや施工の検討が可能です。
・屋上防水は建物を自然現象から保護し、断熱工法は熱の伝達を抑制してエネルギー効率を向上させる
・防水工事と同時に行う断熱工法は、防水層の保護・断熱性能の向上・省エネ効果が期待できる
・断熱は熱の伝達を抑制し室内温度を保ち、遮熱は直接日光の熱を反射して室内への侵入を防ぐ
・屋上に施工する断熱工法は内断熱と外断熱がある
・屋上防水工事に使用する断熱材は、ポリスチレン・硬質ウレタン・フェノール・ポリエチレンなどの種類がある
・サーモコントロール断熱は屋上のエネルギー効率を高める技術で、外気温の影響を受けにくくして冷暖房の効率を向上させる
・施工業者の選定は、実績・対応の早さ・料金の明確性・見積書のわかりやすさを考慮する

屋上の断熱工法は専門的な知識が必要なため、不明点や心配事があれば専門業者に相談するのがおすすめです。
この記事を参考に、適切な管理やメンテナンスを行いましょう。

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