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陸屋根の防水工事にかかる費用はいくら?相場や工事のタイミングを解説

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陸屋根の防水工事にかかる費用はいくら?相場や工事のタイミングを解説

陸屋根の防水工事にかかる費用はいくら?相場や工事のタイミングを解説

2024/05/24

「陸屋根の防水工事の費用を知りたい」 「どのタイミングで防水工事を行えばいいのか分からない」 という方はいませんか? ビルやマンション、戸建て住宅の屋上に見られる陸屋根は風雨にさらされる箇所のため、防水工事が欠かせません。 しかし、どのタイミングで防水工事を行えば良いのか、費用はいくらかかるのか、どのような防水工事を行えば良いのか、疑問に思っている方は多いようです。

そこでこの記事では、陸屋根の防水工事について詳しく解説していきます。 工事費用を抑えるポイントについてもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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防水工事のタイミング

陸屋根は基本的に、定期的な防水工事が必要です。
ただし定期的なメンテナンス以外にも、発生した症状によって臨時的なメンテナンスが必要なケースもあります。
具体的には、以下のような場合に、防水工事が必要になるでしょう。

 

■施工後10年以上経過したら

陸屋根の防水工事は、10年ごとに1回行うのが推奨されています。
定期的な防水工事によって雨漏りの被害を防ぎ、建物の寿命を延ばすことが可能となります。
築10年以上が経過して特に症状がない場合でも、劣化箇所がないか調査するのがおすすめです。
適切なタイミングで防水工事を行うことにより、建物の寿命を延ばすことにもつながるでしょう。

 

■工事しやすい時期

防水工事は天気が良い時に行われるので、天気が安定する春・秋が理想的と言えるでしょう。
夏は高温により防水シートが伸縮しやすくなり、梅雨の時期は湿度が高く塗料の乾燥が遅れるケースがあります。
また冬は、塗料が乾燥しにくくなるでしょう。
これらの要素を考慮すると、やはり春・秋が防水工事に適しています。
もちろん夏・冬でも、天気が安定している時は施工可能です。

 

■雨漏りがある時

雨漏りがある時は、すぐに対策が必要です。 雨漏りを放置していると、建物自体の耐久性がどんどん低下してしまいます。
陸屋根や外壁のひび割れにも注意が必要です。
0.3mm以下のひび割れなら問題ありませんが、それを超えるひび割れがある場合は、建物内部までダメージが及んでいる場合があり、雨漏りも心配です。

 

■塗装が剥がれている時

防止層の塗膜が剥がれている時も、防水工事が必要でしょう。
防水性能が低下している状態なので、雨漏りが発生しやすいです。
塗膜の劣化は紫外線・温度変化などで起こるので、定期的に塗膜の状態を確認する必要があります。
また触ると手に白い粉が付くチョーキング現象や、色あせが塗膜に発生している場合、徐々に防水性能が低下しているサインとなります。

 

■コケ・藻が発生している時

陸屋根にコケや藻が発生している場合、排水性が低下している可能性があります。
コケや藻は防水層の内部まで浸食していくので、早めに除去する必要があるでしょう。

 

陸屋根の防水工事の種類と費用

陸屋根で行える防水工事には、次のようにさまざまな種類があります。

・ウレタン防水
・シート防水
・FRP防水
・アスファルト防水

これらの防水工事の種類と費用について、以下で詳しく解説していきます。

 

■ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねることにより、防水層を形成します。
液体状のままで施工して硬化させるので、複雑な形状の場所でも問題なく施工できます。
施工後に継ぎ目もできないので、安定した防水性能を得られるでしょう。
施工費用も比較的リーズナブルなのもあって、ウレタン防水は最も多く行われている防水工事です。
またウレタン防水には「密着工法」と「通気緩衝工法」の2種類があります。
密着工法は下地にウレタン樹脂を塗り、通気緩衝工法では下地との間に通気性のあるシートを敷いてからウレタン樹脂を塗ります。
密着工法のほうがリーズナブルですが、通気緩衝工法では、防水層の内側の水蒸気を排出できるメリットがあります。
ウレタン防水では1平方メートルあたり約4,000~7,000円の費用がかかるでしょう。

 

■シート防水

シート防水は、既存の防水層の上にゴムシートや塩化ビニールシートを張る工法です。
大規模な屋上での施工においてはコストパフォーマンスが高く耐久性もあり、メンテナンスが少なくて済むメリットがあります。
しかし、既製品の幅広のシートを使うため、狭い範囲への施工には適しません。
また、施工難易度が高いため、シート防水を行える専門業者を探す必要もあるでしょう。
シート防水には「密着工法」と「機械固定工法」の2種類があります。
密着工法は、シートを直接下地に貼り付けるのが特徴です。
機械固定工法は下地に設置した金属製のディスクのみに、シートを固定します。
機械固定工法だと、下地の状態が悪くても施工できるでしょう。
シート防水には、1平方メートルあたり5,000~7,000円ほどの費用がかかります。

 

 

■FRP防水

FRP防水は、ガラス繊維の補強材と液状の樹脂を組み合わせる工法です。
繊維強化プラスチックの、頑丈な防水層が形成されます。
FRP防水は耐久性・防水性が高く、軽量で施工しやすいメリットがあります。
工期も短く、1~2日ほどで施工が完了するでしょう。
ただし、費用が高めで、定期的にトップコートの塗り替えが必要です。
また建物の揺れにより防水層にひび割れが発生しやすいので、木造の建物への施工には適しません。
FRP防水には、1平方メートルあたり5,000~7,500円ほどの費用がかかります。

 

 

■アスファルト防水

アスファルト防水では、アスファルト防水材を使用して防水層を形成します。
もっとも古くから行われている工法なので、信頼感があるでしょう。
ただし防水層は重量があるので、戸建て住宅への施工には適しません。
アスファルト防水は「熱工法」「トーチ工法」「常温工法(冷工法)」の3種類が一般的です。
熱工法では高温で溶かしたアスファルトと、ルーフィングと呼ばれるシートを重ね貼りします。
トーチ工法では、アスファルトが浸透したルーフィングシートの接着面をバーナーで溶かして貼り付けます。
常温工法は、片面に粘着性を持つルーフィングシートを貼り付けていくのが特徴です。
アスファルト防水には約3週間の期間が必要です。
またアスファルト防水には1平方メートルあたり5,500~8,000円ほどの費用がかかるでしょう。

 

 

陸屋根に防水工事をするタイミング

以下の状況が当てはまる場合、陸屋根の防水工事のタイミングだと言えます。

  • 前回の防水工事から10年以上が経過している
  • 新築から10年以上経過している
  • 前回の防水工事から5年以上経過している
  • 劣化症状が現れている

 

■前回の防水工事から10年以上が経過している

前回の防水工事から10年以上が経過している場合は、陸屋根の防水工事のタイミングだと言えるでしょう。
10年も経つと、陸屋根はその分だけ経年劣化していて、雨漏りの可能性が高まっています。
目に見える箇所に問題がなくても確実に防水層は劣化しているので、専門家に点検を依頼すると良いでしょう。
ただし10年以上経過しても、まだ防水工事が必要でないケースもあります。
これは建物の立地や防水工法の種類によって、防水層の耐用年数が前後するからです。

 

■新築から10年以上経過している

新築から10年以上経過している場合も同様に、防水工事の検討が必要です。
ただしまだ目立った劣化が見られない場合は、無理に防水工事を行う必要はありません。
自身で判断するのが難しい場合は、専門家に点検してもらいましょう。

 

■前回の防水工事から5年以上経過している

大がかりな防水工事は必要ないものの、前回の防水工事から5年以上経過している場合は、トップコートの塗り替えが必要です。
防水層を紫外線から守るトップコートの耐用年数は短いので、定期的な塗り替えが必要なのです。

 

■劣化症状が現れている

すでに劣化症状が現れている場合は、防水工事が必要でしょう。
ひび割れ・剥がれ・膨れなどが防水層に発生している場合、劣化箇所を補修する必要があります。
またコケやカビ、藻が発生している際も、メンテナンスが必要です。
そのまま放置していると、徐々に雨漏りが起こってくるでしょう。
ちなみに雨漏りが発生すると、室内の天井や壁にシミができたり、壁紙が剥がれたり、木部が腐食したりします。
劣化が進む前に、防水工事を検討してみてください。

陸屋根の防水工事で費用を抑えるポイント

ここでは陸屋根の防水工事での、費用を抑えるポイントをご紹介していきます。
費用を抑えるコツを知っておけば、負担が少なく防水工事を行えるようになるでしょう。
具体的には、以下の方法で費用を抑えられます。

・複数の業者に見積もりを出してもらう
・補助金や助成金を活用する
・火災保険を活用する
・依頼する時期を選ぶ

 

■複数の業者に見積もりを出してもらう

1社だけに絞らずに、複数の業者に見積もりを出してもらうと、見積もり内容を比較できるようになります。
費用や工事内容を見比べて、最も良いと思える業者を選べます。
また見積り時の対応をチェックするためにも役立ちます。
色々な質問をしてみて、丁寧に対応してくれる業者だと、信頼感があるでしょう。
少なくとも2~3社に、見積もりを出してもらうのがおすすめです。

 

■補助金や助成金を活用する

国や地方自治体の、補助金や助成金を活用するのも良いでしょう。
老朽化した建物の改修を推進するために、防水工事費用の一部を補助する制度が設けられています。
ただし、補助金や助成金には申請期限や条件があり、全ての工事が対象となるわけではありません。
例えば次のような条件を満たす必要があるでしょう。(一例)

 

・補助金を申請する地域に居住している
・税金を滞納していない
・省エネや耐震など、自治体の目的に合致する工事内容である

補助金や助成金の詳細については、自治体のウェブサイトや担当窓口で確認してみてください。

 

■火災保険を活用する

防水工事に火災保険を活用する方法もあります。
火災保険には、風災や雪災などによる雨漏りに対する補償が含まれていることがあります。
火災保険を活用したい場合は、必ず事前に保険会社に確認し、保険金請求に必要な書類を準備してください。
また工事業者は、保険会社指定の業者を選ぶ必要があります。

 

■依頼する時期を選ぶ

閑散期の12月~2月に防水工事を行うと、費用が割安になりやすいです。
ただし冬は悪天候になることがあり、施工できないケースもあるので注意しましょう。

 

 

陸屋根の防水を長持ちさせるポイント

陸屋根は雨水が溜まりやすいため、防水層の防水効果を長持ちさせる必要があります。
そこで以下の方法により、防水を長持ちさせましょう。

・定期検査を行う
・排水溝を掃除する
・トップコートを塗り替える
・優良業者に防水工事を依頼する

 

■定期検査を行う

春と秋の年2回程度、専門業者に定期検査を依頼しましょう。
ルーフドレンに詰まりはないか、防水層の劣化はないかなど、詳しく調査してもらえます。
専門家でなければ分からないような箇所までしっかりとチェックしてもらえるので、おすすめです。

 

■排水溝を掃除する

排水溝を掃除することも大切です。
排水溝が詰まると陸屋根に水が溜まり、コケや藻が発生しやすくなるでしょう。
また水の影響で防水層の劣化も早まります。
掃除に高圧洗浄機を使用する場合は水圧を調整しながら、排水管を傷つけないように注意してください。

 

■トップコートを塗り替える

陸屋根の防水層を保護するには、5~10年に1回ほどトップコートを塗り替える必要があります。
トップコートは、紫外線から防水層を守ってくれます。

 

■優良業者に防水工事を依頼する

優良業者に防水工事を依頼することも大切です。
施工品質が高く、アフターサービスもしっかりしている業者に依頼すると良いでしょう。
業者とのコミュニケーションを通して、自身のニーズに合ったサービスを提供してくれるかどうかを見極めましょう。

まとめ

この記事の内容を、以下にまとめていきます。

  • 陸屋根は風雨にさらされる箇所のため、防水工事が欠かせない
  • 防水工事は「施工後10年以上経過したら」「工事しやすい時期(春・秋)」「雨漏りがある時」「塗装が剥がれている時」「コケ藻が発生している時」というタイミングで行う
  • 防水工事の種類には」「ウレタン防水」「シート防水」「FRP防水」「アスファルト防水」がある
  • 防水工事の費用は1平方メートルあたり約4,000~8,000円
  • 費用を抑えるには「複数の業者に見積もりを出してもらう」「補助金や助成金を活用する」「火災保険を活用する」「依頼する時期を選ぶ」ということを行う
  • 防水を長持ちさせるには「定期検査を行う」「排水溝を掃除する」「トップコートを塗り替える」「優良業者に防水工事を依頼する」ということが大切

 

陸屋根には、防水工事が必須です。
雨漏りが発生して建物が劣化する前に、防水工事を検討してみてくだい。
陸屋根の防水工事に関して疑問・質問がある場合は、ぜひ専門業者に相談してみましょう。

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