株式会社大浦屋

陸屋根と屋上に必要な防水工事の違いとは?適した工法の選び方も解説

[受付時間] 9時~18時 ※18時以降は問合せフォームにてお願いします

陸屋根と屋上に必要な防水工事の違いとは?適した工法の選び方も解説

陸屋根と屋上に必要な防水工事の違いとは?適した工法の選び方も解説

2024/05/24

屋上も陸屋根もメリットが多い反面、通常の屋根のように勾配がほとんどないため、雨漏りのリスクが高いとされています。
そのため、屋上がある建物や陸屋根を採用している住宅においては、定期的なメンテナンスが欠かせません。
しかし、中には「陸屋根と屋上の違いが分からない」「防水工事も異なるのか?」など、疑問を抱く方も多いです。
また、細かな違いであっても、同じ施工方法では不具合が出てしまうため、重大な欠陥につながる可能性もあります。
防水工事の方法もさまざまで、陸屋根・屋上の防水工事を検討しているケースでは「どの工法が適しているか分からない」とお困りの方も少なくありません。
屋上や陸屋根の防水工事が失敗してしまうと、不具合が発生しやすくなるため雨漏りのリスクが高まってしまいます。
どちらも傾斜がないため混同するケースも多いですが、防水工事にあたっては、異はなる特徴を持つ屋上と陸屋根の違いを把握しておきましょう。
こちらでは、陸屋根と屋上に必要な防水工事の違いや適した工法について、詳しく解説いたします。

外壁塗装や防水工事・大規模修繕は新東亜工業へ

中間マージンゼロ!直接お取引でコストカット

新東亜工業が選ばれる理由

  • 仲介料である中間マージンが0で外注費コストカット
  • 施工スピードと正確性を重視
  • お客様満足度は98%!
  • その他大規模修繕の対応や相見積もりも歓迎
公式サイトはこちら

陸屋根の特徴

陸屋根は「フラットルーフ」とも呼ばれており、勾配屋根と異なりフラットな形状が特徴の屋根です。
デザイン性が高く、最近では一般住宅の屋根として取り入れられるケースも多くなってきました。
すっきりとした印象を与えるだけではなく、平坦な形状を利用して屋上として活用できる点もメリットといえるでしょう。
主に鉄筋コンクリート造の住宅に採用されており、陸屋根にすることで室内を広く使えるといった特徴も持ちます。
しかし、陸屋根はメリットだけではありません。
勾配がほとんどない形状のため、雨や雪によって水たまりが発生しやすく、防水性の低下による劣化が見られるケースも多いです。
通常の勾配屋根と異なり、屋根の劣化スピードが早いケースも少なくありません。
また、劣化によって雨漏りが発生するリスクも高いため、防水性を維持するためには、定期的なメンテナンスや防水工事が欠かせないのです。

屋上の特徴

マンションやアパートなどに見られる屋上は、陸屋根とほとんど変わりません。
陸屋根と同様に勾配が少ないため、屋上を多目的スペースとして活用できます。
また、陸屋根と同様に室内を広く使用できる・断熱性が高く温度調整ができるなどのメリットが挙げられるでしょう。
マンションや鉄筋コンクリート造の住宅では、スペースの有効活用や省エネ効果を狙って、陸屋根・屋上スペースの採用が多くなってきています。
屋上があれば限られた面積でもガーデニングや趣味を楽しめるため、住宅の面積が狭くてもスペースを有効活用できるのはメリットです。
しかし、屋上も陸屋根と同様に雨や紫外線の影響を受けやすく、勾配屋根と比べて劣化しやすいといえます。
屋上の劣化によって雨漏りが発生すると建物全体に影響を与えてしまうため、定期的な防水工事・メンテナンスは欠かせません。

陸屋根と屋上の違い

陸屋根と屋上には大きな違いはほとんどありません。
どちらも勾配がないフラットな形状をしているため、屋上スペースとして活用できます。
木造住宅への施工はできないため、屋上も陸屋根も鉄筋コンクリート造の住宅か、マンション・アパートに施工されるケースが一般的です。
では、なぜ陸屋根と屋上と呼び方が違うのか、疑問に思う方も多いでしょう。
形状や仕組みは大きく異なる部分はありませんが、陸屋根は屋根デザインの一種のため、手すりがありません。
一方で屋上はスペースの活用も視野に入れて作られるため、安全のために柵や手すりが設置されています。
陸屋根はデザイン性を持った屋根であり、付加価値として屋上スペースの活用が可能であるといった理由のため、屋上スペースを頻繁に使用するケースは想定されていないのです。
また、一般住宅の構造上2階建て以上の住宅はあまり見ないため、柵や手すりの設置はされていません。
しかし、屋上はマンションやアパートなど階数が高いビルに設置されており、安全に使用するために柵や手すりが設置されています。
構造上には大きな違いはないものの、階数や使用目的によって呼び方が異なるのです。
防水工事の工法についても同様に、陸屋根・屋上で採用される方法には大きな違いはないとされています。

陸屋根と屋上に必要な工事とは

陸屋根・屋上共に勾配が少なく、平坦な形状のため雨水が流れにくいといった特徴を持ちます。
雨が降ったときに水たまりの発生によって雨漏りなどのトラブルが起きないよう、防水工事や定期的なメンテナンスが必要です。
こちらでは、陸屋根と屋上に必要な工事について、詳しく解説しています。

■屋上防水工事

勾配がほとんどなくフラットな形状の陸屋根・屋上では、防水工事が欠かせません。
防水性が低下すると雨漏りに直結してしまうため、建物の安全性を低下させる恐れがあります。
安全に暮らすためには、屋上の防水性を維持する必要があるため、定期的に防水工事を繰り返す必要があるでしょう。
防水工事にはいくつか種類があり、以下の4種類に分類されています。

  • ウレタン防水工事
  • シート防水工事
  • FRP防水工事
  • アスファルト防水工事

 

屋上防水工事で多く採用されているのはウレタン防水工事です。
液体のウレタン樹脂を塗布していく方法で、コストに優れているため採用されるケースが多いでしょう。
シート防水やFRP防水は、加工された防水シートを使用した防水工事です。
広い面を一気に施工できるため、陸屋根・屋上共に行われることが多い工事でもあります。
アスファルト防水工事は非常に高い耐久性を持つため、高層ビルや商業施設の新築時に採用されており、木造住宅には採用されるケースはありません。

 

適した防水工事の選び方

防水工事は4つの工法がありますが、屋上の状態や目的によって適した工法を選ぶ必要があります。
こちらでは防水工事の選び方についてを解説いたしますので、どの工法を選べばいいか分からない方は、ぜひ参考にしてください。

■コストを抑えたい場合はウレタン防水工事

ウレタン防水工事は4種類の中で最もコストに優れている工法です。
屋上防水で最もポピュラーな工法ですが、耐用年数が短いため5年ごとのメンテナンスが欠かせません。
工事費用だけではなく、メンテナンス費用についても算出したうえで選択しましょう。

■耐久性を求める場合はFRP防水工事

FRP防水はガラス繊維を不飽和ポリエステルと組み合わせた工法のため、耐久性の高さが特徴です。
紫外線や雨にも強く、駐車場や使用頻度が多い場所で取り入れられています。
乾燥時間も短く工期も短縮できるため、耐久性を求める場合はFRP防水を検討しましょう。

■施工面積が広い場合はシート防水

施工面が広い場合、一気に施工できるシート防水が適切です。
防水層の厚さを均一にできるため、広い場所でも安心して施工できるでしょう。
また、定期的なメンテナンスも少ないため、管理の手間を省きたい場合に向いている工法です。

■新築時やメンテナンスの手間を省くならアスファルト防水工事

アスファルトを使用した防水工事は、高い耐久性が特徴です。
耐用年数も20年ほどと長いため、メンテナンス頻度を少なくできるでしょう。
耐荷重が十分にある建物の場合、アスファルト防水が採用されています。

 

陸屋根や屋上の劣化をチェックする方法

陸屋根や屋上の劣化状態を確認するためには、以下に挙げる5つを参考にしてください。

  • 防水層の色あせ
  • 防水層のひび割れ
  • 防水層の膨れや剥がれ
  • 水たまりの発生
  • 雨漏りの発生

それぞれの症状について、詳しく解説していきます。

■防水層の色あせ

雨や紫外線の影響により、防水層の色あせが発生した場合は劣化の初期段階です。
早めにトップコートの塗布を行うことで、防水性を維持できます。

■防水層のひび割れ

トップコートが剥がれてしまい、防水層まで劣化が進んだ状態です。
ひび割れ部分から雨水が浸入する可能性があるため、ひび割れ補修後に防水工事を行いましょう。

■防水層の膨れや剥がれ

シート防水を採用しているケースでは、劣化により防水層に湿気が溜まり、膨れや剥がれが発生するケースがあります。
下地が湿気を多く含んでいる場合は、ウレタン防水で再施工するケースもあるでしょう。

■水たまりの発生

防水層の劣化が進むと、防水性が低下し水はけが悪くなるため、水たまりが発生しやすいです。
雨が降ったあとに必ず水たまりが発生する場合は防水層の劣化と捉え、早急にメンテナンスを行いましょう。

■雨漏りの発生

すでに雨漏りが発生している場合は、防水層の劣化が進んでしまっている状態です。
放置すると建物の安全性が損なわれるため、雨漏り箇所の特定や修繕を含め防水工事の再施工が必要でしょう。

 

防水工事の依頼先の選び方

防水工事を依頼する場合、失敗しないためにも業者選びのポイントを押さえておきましょう。
こちらでは、防水工事の依頼先の選び方について解説いたします。

■対応が丁寧な業者を選定する

防水工事を依頼する場合は、施工業者の対応も選定のポイントです。
防水工事は工法によって大きな音やにおいが発生するケースがあり、近隣への事前周知を行う場合もあります。
対応に不手際がある・対応が悪い施工業者の場合、近隣住民への周知を含め工事を安心して任せられません。
施工業者の対応が丁寧であれば、工事に対するクレームが発生しにくくスムーズに進められるでしょう。

■経験豊富な業者を選定する

防水工事を依頼する際は、業者の施工実績も確認してください。
似たような工事の実績がどの程度あるのかを確認しておくと、知識や技術力を事前に確認できるでしょう。
経験が豊富な業者は、現場の状態によって適切な工法を提案してくれます。
職人の技術力によって仕上がりに差が出るケースもあるため、事前に実績を確認しておくと安心です。

■アフターフォローの有無を確認する

多くの場合、工事にはアフターフォローが付いています。
しかし、アフターフォローの内容や保証期間は業者によって異なるため、事前に確認しておくポイントです。
万が一不具合が発生した際に対応してもらえるか、施工後のフォローはいつまで行ってもらえるのか、あらかじめ認識しておくと良いでしょう。

 

まとめ

陸屋根と屋上の違いや防水工事の重要性などについては、以下の通りです。

  • 陸屋根と屋上は勾配がなく、フラットな形状の屋根を指している言葉である
  • 陸屋根や屋上は断熱性に優れており省エネ効果が期待でき、室内を広く使えるといった特徴を持つ
  • 勾配が少ない陸屋根や屋上は、鉄筋コンクリート造の住宅やマンション・アパートなどに採用されるケースが一般的である
  • 屋上と陸屋根の大きな違いは手すりの有無であり、構造については大きな違いはない
  • 平坦な形状をしている陸屋根・屋上は雨の影響を直接受ける部分のため、防水性を維持するために防水工事が欠かせない
  • 屋上の防水工事には4つの種類があり、工法の違いによってかかる費用や工期が異なるため、事前に特徴を確認しておく必要がある
  • 防水工事の違いによるコストや工期・工法による特徴の違いを把握しておくと、適した工法を選ぶことができる
  • 屋上や陸屋根に色あせやひび割れ・膨れや剥がれ・水たまりや雨漏りが起きた場合は劣化のサインと捉え、早急な対応が必要である

 

陸屋根と屋上には大きな違いはありませんが、どちらも雨漏りリスクを軽減するために防水工事が必要です。
今回の内容をしっかり把握したうえで、目的や施工場所の状態に応じて適切な工法を選び、定期的なメンテナンスを行いましょう。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。