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屋上の庇とは?防水工事の必要性やパラペットとの違いなどを解説

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屋上の庇とは?防水工事の必要性やパラペットとの違いなどを解説

屋上の庇とは?防水工事の必要性やパラペットとの違いなどを解説

2024/05/24

屋上の庇は、建物の防水性能とデザインに大きな影響を与える重要な要素です。
主に雨天時の浸水を防ぎ、建物の内部を保護する役割を果たします。
また、庇は日差しを遮り、室内の温度調節にも寄与しているのです。
一方で、屋上の庇は経年劣化や気候条件によって損傷を受けやすく、その結果として雨漏りや構造的な問題が発生することがあります。
防水工事の必要性が生じるのはこのためで、庇の寿命を延ばし建物全体の耐久性を高めるために欠かせません。
庇と似たものでパラペットがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、屋上の庇の機能や防水工事の重要性、そしてパラペットとの違いについて詳しく解説します。
建物の所有者や管理者の方にとって、適切なメンテナンス計画を立てるための必要な基礎知識です。
建物の長寿命化と快適な居住環境の維持のために、ぜひ最後までご覧ください。

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屋上にある庇とは

庇とは、建物の出入り口や窓の上部に設置される小さな屋根のことです。
主に雨や日差しから建物を保護するために用いられます。
建物のデザインに影響を与える要素の1つでもあり、機能性と美観を兼ね備えているのが特徴です。
たとえば、伝統的な日本家屋は庇が深いうえに広く、夏の日差しを遮りながらも冬の低い角度の日差しを取り入れられるよう設計されています。
これにより、季節に応じた自然の恩恵を最大限に活用できるのです。
現代の建築では、庇はガラス・金属・木材などさまざまな材料を使用し、建物のスタイルや好みを反映することができます。
庇は単に実用的な機能を果たすだけでなく、建物の個性を表現するアクセントとしても効果的です。
さらに、庇はエネルギー効率の向上にも寄与します。
適切に設計された庇は夏の暑い日差しを遮り、冬の暖かい日差しを取り入れることによって冷暖房の負荷を軽減することができます。
エネルギー消費を抑えられるため、環境に優しい建築を目指せます。

庇とパラペットの違い

■用途の違い

庇は、建物の窓やドアの上部に設置される屋根の一部で、雨風や紫外線から室内を保護するのが主な役割です。
日本のような四季がはっきりしている地域では、夏の強い日差しを遮ることで室内の温度上昇を抑え、冬の寒さから室内を守ります。
また、庇は建物の外観にも影響を与え、デザインの要素としても重要なもの¥です。
一方、パラペットは建物の屋根の端に設置される壁の一部で、主に転落防止のために存在します。
屋上やバルコニーなど人が立ち入る可能性のある場所に設置され、安全性を高めるためのものです。
防水効果も期待でき、屋根からの水の流れを建物の壁面に直接当たらないようにし、建物の耐久性を保つ役割も担っています。

■対象範囲の違い

庇は設置箇所の直下の空間が対象範囲で、範囲内の人や物を雨風から守ります。
たとえば玄関の上に庇がある場合、玄関を出入りする人が雨に濡れることなく快適に行動できるようになるでしょう。
対照的に、パラペットは建物全体が対象です。
屋根の周囲に設置することで、建物全体の安全性を確保します。
とくに高層建築物では、強風時に物や人が屋上から落下するのを防ぐ重要な機能を果たすのです。

 

屋上の庇の劣化症状

■黒ずみ

黒ずみは、庇の表面に汚れ・カビ・苔が付着することによって生じます。
湿気の多い環境や日陰になりやすい場所では、カビや苔が繁殖しやすくなります。
これにより庇の美観が損なわれるだけでなく、表面が滑りやすくなり安全性にも影響を及ぼすことがあります。
黒ずみを防ぐためには、定期的な清掃や防カビ処理が必要です。
防水性能が低下することでさらに黒ずみが悪化する可能性があるため、防水工事も検討しましょう。

■色褪せ

色褪せは、紫外線や酸性雨などの外的要因によって庇の塗装が劣化すると発生します。
直射日光に長時間さらされる屋上の庇は、他の部分よりも色褪せの進行が早いです。
色褪せは美観を損なうだけでなく、塗膜の劣化を示すサインでもあります。
塗膜が劣化すると防水性能も低下し、庇全体の耐久性に影響を与えるため早めに塗り替えや保護コーティングを施工しましょう。

■ひび割れ

ひび割れは、庇の構造材料が膨張と収縮を繰り返すことにより生じます。
気温の変化や湿度の影響で材料が膨張・収縮するため、コンクリートやモルタル製の庇はひび割れが発生しやすいです。
ひび割れが発生するとそこから浸水し、建物内部の腐食や劣化を引き起こします。
早急に補修を行い、さらなる劣化を防ぐことが重要です。

■剥がれ

庇の塗装や防水層の剥がれは、劣化の進行を示す典型的な症状です。
塗装の剥がれは美観を損ねるだけでなく、防水性能の低下を意味します。
防水層が剥がれると庇内部に水が浸入しやすくなり、構造的なダメージが進行する可能性が高くなります。
早急に防水工事を行い、適切な保護層を再構築する必要があります。

■雨漏り

雨漏りは、庇の防水機能が完全に失われたことを示す深刻な症状です。
雨漏りが発生すると建物内部への浸水が避けられず、内装の損傷やカビの発生、さらには建物の構造的な劣化を引き起こします。
主な原因は、防水層の劣化・ひび割れ・接合部の不具合などです。
定期的な点検と早期の補修が雨漏りの予防には不可欠で、防水工事の実施も検討しましょう。

 

屋上の庇の工事内容

■庇屋根板金カバー工事

庇屋根板金カバー工事は、既存の庇がまだしっかりと機能している場合に用いられます。
見た目を新しくしたい、または防水性を高めたいときに最適です。
まず既存の庇の状態を確認し、下地が安定していることを確かめます。
次に新しい屋根材を既存の庇の上に設置し、その上から防水シートを重ねていきます。
防水シートは、雨水が屋根材の隙間から漏れるのを防ぐために重要です。
工事の最終段階では、屋根材と防水シートの端をしっかりと固定し、風雨による損傷や浮き上がりを防ぎます。

■庇の防水工事

庇の防水工事は、雨漏りを予防するために不可欠です。
庇の表面に防水層を形成することで浸水を防ぎます。
使用される主な防水材料は、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水などです。
選択する材料は、建物の構造・庇の材質・予算などによって異なります。
防水工事は専門的な技術を要するため、経験豊富な業者に依頼するのが重要です。
適切な防水工事を行うことによって庇の耐久性が向上し、長期にわたって建物を保護することができます。

■庇の交換

庇が大きく損傷している場合や、デザインを一新したい場合は新しいものに交換が必要です。
まず古い庇を取り外し、新しい庇の設計に基づいて慎重に取り付けます。
庇の材質には金属・木材・ガラス・プラスチックなどがあるため、建物のデザインや用途に合わせて選びましょう。
庇を交換すると建物の外観を大きく変えられますが、デザインの選択には注意が必要です。
また、新しい庇を取り付ける際は防水性や耐久性に優れた材料を選ぶのが良いでしょう。

 

屋上の庇の工事にかかる費用の相場

屋上の庇の工事にかかる費用は、工事内容によって大きく異なります。

  • 庇屋根板金カバー工事:6万~15万円
  • 庇の防水工事:3万~5万円
  • 庇の交換:15万~40万円

 

上記のように工事内容自体が費用を決定する重要な要素ですが、それだけではありません。
庇の形状や規模もコストに大きく影響を与えるため、詳細を事前に検討することが大切です。
また、2階以上の場所に庇を設置する場合は、足場を設置しなければなりません。
足場設置には別途費用が発生するため、コストを抑えたい場合は他の工事と同時に依頼するのが良いでしょう。

依頼先の業者を選ぶポイント

■実績が豊富

実績が豊富な業者は、多様な状況に対応してきた経験があるため信頼性が高いと言えます。
どのくらいの期間にわたり業務を行っているか、過去の施工事例を確認すると良いでしょう。
また、多くの顧客からの評価やレビューが集まっていることが多いため、インターネット上の口コミや評判をチェックするのも有効です。
信頼できる業者は自社の実績を公開していることが多く、公式サイトで施工事例を確認することをおすすめします。

■スタッフの対応が早く丁寧

工事を依頼する際、初期の問い合わせや見積もりの依頼に対する対応が迅速かつ丁寧であるか確認しましょう。
そうすることで、その業者が顧客サービスを重視しているか判断できるでしょう。
問い合わせに対するレスポンスが遅い、対応が不親切といった場合は、工事の進行中にもトラブルが発生する可能性があります。
業者とコミュニケーションを取る際は、スタッフの対応の質をしっかりと見極めることが大切です。

■見積もりがわかりやすい

見積もり内容が明確で、どの項目にどのくらいの費用がかかるのか詳細に記載されているかチェックしましょう。
曖昧な見積もりでは、工事後に追加費用が発生するリスクが高まります。
見積もりの段階で不明な点や疑問点があれば、その場で業者にしっかりと確認することが大切です。
透明性の高い見積もりを提供する業者は、顧客に対して誠実であると言えます。
信頼できる業者は見積もりの説明にも時間をかけ、お客様が納得したうえで契約を結ぶよう努めてくれるはずです。

■相見積もりを行う

相見積もりを行うと、各業者の価格やサービス内容を比較して最も適切な業者を選べます。
価格の相場も知れるため、不当な高額請求を避けられるでしょう。
相見積もりを行う際は、公正な比較をするために各業者に対して同じ条件で見積もりを依頼することがポイントです。
また、価格だけでなくサービス内容や対応の質なども総合的に判断する必要があります。

 

まとめ

屋上の庇は、建物の防水性能とデザインに大きな影響を与えます。
ただし、気象条件によって劣化しやすいため定期的なメンテナンスが欠かせません。
安心かつスムーズに工事を依頼するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 屋上の庇は建物の出入り口や窓の上部に設置される小さな屋根で、雨や日差しを防ぐ役割を果たす
  • 庇は建物のデザイン・機能性・エネルギー効率向上に影響を与える
  • 庇は雨風や紫外線から室内を保護し、パラペットは転落防止や防水効果がある
  • 庇は設置箇所の直下の空間が対象範囲だが、パラペットは建物全体が対象
  • 屋上の庇の劣化症状には、黒ずみ・色褪せ・ひび割れ・剥がれ・雨漏りなどがある
  • 屋上の庇の工事内容は、庇屋根板金カバー工事・庇の防水工事・庇の交換が挙げられる
  • 庇の工事にかかる費用相場は、庇屋根板金カバー工事が6万~15万円・庇の防水工事が3万~5万円・庇の交換が15万~40万円
  • 工事費用は工事内容だけでなく、庇の形状や規模によっても異なる
  • 依頼先の業者を選ぶ際は実績・スタッフの対応・見積もりのわかりやすさを考慮し、相見積もりを行うのが重要

庇は建物の耐久性を維持するのにも大きな役割を果たすため、正しい知識を身につけて適切な施工をしましょう。

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