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天井からの雨漏りが起きたら?応急処置と原因を解説

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天井からの雨漏りが起きたら?応急処置と原因を解説

天井からの雨漏りが起きたら?応急処置と原因を解説

2024/05/24

天井からの雨漏りした時の対処法について

  • 天井から雨漏りが起こる原因とは?
  • 自分でできる雨漏りの応急処置とは?
  • 応急処置をする際の注意点について知りたい!

天井からの雨漏りは、住民の方にとって非常に困った問題です。
突然の雨漏りに見舞われると、その原因を突き止める前に、まずは応急処置をしなければなりません。
この記事では、雨漏りが発生した場合の迅速な対策方法と、考えられる原因について詳しく解説します。
天井からの雨漏りは、放置すると建物の構造に深刻なダメージを与え、カビの発生や電気系統のトラブルを引き起こすかもしれません。
そのため、問題が発覚したら即座に行動を起こすことが重要です。
また、雨漏りの原因はさまざまで、原因を特定して適切な修理を行うことで再発を防ぐことができます。
この記事を通じて、天井からの雨漏りに対する正しい対処方法を学び、大切な住まいを守るための知識を身につけましょう。

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天井から雨漏りが起こる原因

■屋上防水の劣化

屋上防水は建物の最上部を覆い、雨水が建物内部に侵入するのを防ぐ重要な役割を果たします。
防水層は、紫外線・温度変化・機械的な損傷など、さまざまな外的要因によって徐々に劣化していくものです。
とくに屋上の平坦な部分では水が溜まりやすく、長時間水にさらされることにより防水層が損傷しやすくなります。
防水層の劣化が進むと小さな亀裂や穴が開き、そこから浸水して建物内部に雨漏りを引き起こす可能性が高くなります。
定期的な点検とメンテナンスが重要で、劣化の兆候を見逃さないようにしましょう。

■屋根材の劣化

屋根材は日々の天候に直接さらされるため、劣化が進行しやすい部分です。
瓦・金属・アスファルトシングルなど、使用する材料によって劣化の進行具合や兆候は異なります。
しかし、共通しているのは劣化によって浸水を防ぐ能力が低下することです。
屋根材の劣化による雨漏りを防ぐために定期的に屋根の点検を依頼し、必要に応じて補修や交換を行いましょう。

■シーリング材の劣化

シーリング材は建物の継ぎ目や隙間を埋めるために使用される材料で、防水性と柔軟性を有しています。
しかし、時間の経過とともに硬化したり縮んだりして劣化し、防水機能が低下していきます。
これにより雨水が建物内部に浸透しやすくなり、結果として雨漏りを引き起こす原因となります。
シーリング材の劣化を防ぐためには、定期的な点検と早期の補修が重要です。
劣化が見られた場合は、専門業者にシーリング材の打ち替えや補修を依頼しましょう。

 

雨漏りによって起こる二次被害

雨漏りを放置すると、以下のような二次災害につながる恐れがあります。

  • 天井・壁・クロスの損傷
  • シロアリの発生
  • カビの繁殖による健康被害
  • 漏電
  • 火災
  • 建物の耐久性や耐震性の低下
  • 資産価値の低下

 

上記のように、家屋の構造に深刻なダメージを与え、二次災害を引き起こす可能性があります。
建物の耐久性を低下させ、最悪の場合、建物の倒壊につながることもあるので、注意が必要です。
建物への被害だけでなく、雨漏りによるカビの繁殖によってアレルギー症状や呼吸器系の疾患を引き起こす恐れもあります。
漏電や火災のリスクも高まり、家電製品の故障や家財の損傷にもつながりかねません。
これらのリスクを考慮すると、雨漏りはただちに修理する必要がある緊急事態であると言えます。
定期的なメンテナンスと早期の対応が、二次災害を防ぐポイントです。

自分でできる雨漏りの応急処置

雨漏りが発生した場合、原因を追究する前に応急処置が必要です。
ここからは、雨漏りしている場所別に、具体的な応急処置の方法をご紹介します。
ただし、あくまで一時的な処置のため、必ず専門業者に点検や補修を依頼しましょう。

■天井からの雨漏りの場合

・範囲が狭ければバケツや洗面器などで雨水を受ける

雨漏りが発生している場所が狭い場合、バケツや洗面器を使って漏れてくる水を受けるのが効果的です。
これにより床が濡れるのを防ぎ、さらなる損害を防ぐことができます。
ただし、バケツや洗面器が満杯にならないように、定期的に水を捨てなければなりません。
これを怠ると水が溢れ、結局床が濡れてしまう可能性があります。

・雨漏りが広範囲の場合は漏斗を設置する

雨漏りの範囲が広がっている場合、バケツや洗面器だけでは対応しきれないことがあります。
そのようなときは、漏斗を設置するのが有効です。
まず大きなビニール袋を用意し、底に小さな穴を開けます。
次に雨漏りしている天井の部分をビニール袋で覆い、養生テープを使って天井にしっかりと固定しましょう。
この際、ビニール袋は漏斗のように形作り、雨水を集めるようにします。
ビニール袋の穴の下にバケツを配置し、雨水がビニール袋を通ってバケツに集まるようにすれば完了です。
この方法は広範囲に渡る雨水を効率的に集め、室内の損害を最小限に抑えられます。

・近くの家具や家電をレジャーシートで覆う

雨漏りが発生すると、床だけでなく近くにある家具や家電も水に濡れる可能性があります。
とくに家電製品は水に弱く故障の原因となるため、迅速に保護するのが重要です。
レジャーシートを用意して家具や家電を覆い、雨水が直接触れないようにしましょう。
覆った後も定期的にシートの下を確認し、水が染み込んでいないかチェックします。

■屋根や屋上からの雨漏りの場合

・ブルーシートで覆う

屋根や屋上からの雨漏りは、ブルーシートを使用して漏れている部分を覆うことで対処できる可能性があります。
雨漏りの範囲を十分にカバーできる大きさのシートを選びましょう。
ロープや重しを使ってブルーシートをしっかりと固定し、屋根の形状や傾斜に合わせてシートがずれないように対策が必要です。
ブルーシートは一時的な応急処置として非常に有効ですが、長期間使用すると劣化するため、早めに根本的な修理を行いましょう。

・防水シートで隙間を塞ぐ

防水シートは高い防水性能を備えており、長期間の使用にも耐えられます。
防水シートを必要な大きさにカットし、雨漏りの原因となっている隙間を確認して丁寧に貼り付けましょう。
隙間にしっかりと貼り付けたら、テープや接着剤を使ってシートがずれないように固定します。

・コーキング材で隙間を埋める

コーキング材を使って隙間を埋める方法も有効です。
コーキング材は柔軟性があり、隙間やひび割れをきれいに埋められます。
いきなりコーキング材を塗布するのではなく、最初に隙間やひび割れの部分をきれいに掃除して汚れやゴミを取り除きましょう。
そうすることで、コーキング材がしっかりと接着します。
次にコーキング材を隙間やひび割れに塗布し、指や専用の道具を使って均一に広げてしっかりと隙間を埋めましょう。
ただし、屋根や屋上での作業は高所で行われるため、非常に危険です。
とくに雨天時や強風時は、滑りやすく転落のリスクが高まります。
そのため、不安な場合は自分で作業するのではなく、専門業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼すれば、安全かつ確実に修理を行ってくれます。

■壁や窓枠からの雨漏りの場合

壁や窓枠からの雨漏りは、早急な対処が必要です。
雨漏り箇所に雑巾やペット用の吸水シートを設置することで、床や家具が濡れるのを防げます。
とくにペット用の吸水シートは吸水性が高く、大量の水を吸収できるため非常に効果的です。
雨漏りしている箇所を確認したら、その周囲を清掃しましょう。
汚れやほこりを取り除くことによって、吸水シートや雑巾がしっかりと水を吸収できます。
そして、水が流れてくる部分に雑巾や吸水シートをしっかりと押し付けるように設置しましょう。
壁や窓枠の下に敷き詰めると、水が広がるのを防げます。
雑巾や吸水シートが満杯になる前に、定期的に交換するのが重要です。
水を吸い切ってしまった雑巾やシートは効果がなくなるため、すぐに新しいものに取り替えましょう。
また、床に漏れた水が広がらないよう、吸水シートの周囲にさらに雑巾を配置すると二次的な被害を予防できます。

 

応急処置をする際の注意点

雨漏りの応急処置を行う際は、安全が最優先です。
とくに屋外での作業においては、天候や環境が大きく影響します。
そのため雨天時は作業を避け、雨が降っていない晴れた日に作業を行いましょう。
そうすることで滑りやすい状況を防ぎ、作業中の事故を減らせます。
屋根が濡れている場合も同様に、滑りや転倒のリスクが高まるため作業を控えるべきです。
また、安全のため作業は2人以上で行うことが重要です。
万が一の事故や怪我が発生した際に迅速に対応できるだけでなく、作業の効率も向上します。
人数が多いほど、互いにサポートし合いながら安全に作業を進められるでしょう。
これらの注意点を守ることで、安全かつ効果的に応急処置ができます。
安全な環境と適切な人員を確保し、常に安全第一で作業を行いましょう。

雨漏り修理を業者に任せる理由

雨漏り修理を専門業者に依頼すると、多くの利点があります。
まず、雨漏りの原因を特定するのは非常に複雑で、専門的な知識と経験が必要です。
自分で原因を突き止めようとすると、見落としが生じる可能性があります。
そして、屋根や高所での作業はとても危険です。
専門業者であれば、適切な安全対策を講じながら作業ができます。
また、一般の方が修理を試みると、不適切な方法で状況を悪化させるケースも多いです。
これにより、最終的にはより高額な修理費用が発生することになりかねません。
専門業者に依頼することによって、安全かつ効率的に問題を解決できるのです。

まとめ

天井から雨漏りが発生したら、被害を拡大させないために応急処置が必要です。
しかし、間違った方法で行うとかえって状況が悪化する恐れがあるため、作業を行う前に以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 天井からの雨漏りは、屋上防水・屋根材・シーリング材の劣化が原因であることが多い
  • 雨漏りによる二次災害には、天井や壁の損傷・シロアリやカビの発生・漏電・火災・建物の耐久性や耐震性の低下・資産価値の低下などがある
  • 天井からの雨漏りは、バケツや洗面器を使う・漏斗を設置する・家具や家電をレジャーシートで覆うなどの方法で応急処置が可能
  • 屋根や屋上からの雨漏りに対しては、ブルーシートで覆う・防水シートで隙間を塞ぐ・コーキング材で隙間を埋めるといった方法で対処する
  • 壁や窓枠からの雨漏りには、雑巾やペット用の吸水シートを設置するのが効果的
  • 応急処置をする際は安全を最優先し、雨天時や高所での作業はとくに注意が必要
  • 雨漏りの原因特定や高所での作業は専門的な知識と経験が必要で、専門業者に依頼することで安全かつ効率的な修理が可能

 

雨漏りは建物や人体への被害も懸念されます。
応急処置をした後は必ず専門業者に点検と補修を依頼し、早急に根本的な解決を目指しましょう。

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