リフォーム工事で建築確認申請は必要?不要?確認申請について解説
2024/05/31
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リフォーム工事を行う際に、建築確認申請が必要かどうか迷うことはありませんか?実は、リフォームの内容によっては建築確認申請が必要になるケースがあります。この記事では、建築確認申請の概要から、リフォーム時に確認申請が必要な場合、不要な場合、申請の流れや費用などについて詳しく解説します。
2025年の法改正による確認申請の変更点についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
建築物の確認申請に関する基本知識
確認申請とは、建築工事を始める前に、建築主が建築主事に建築物が法令に適合しているかを確認してもらう手続きのことです。 確認申請が必要な場合は、建築確認申請書を提出する必要があります。
リフォーム時に確認申請が必要な場合は、以下の場合が挙げられます。
構造躯体に影響を与えるような大規模な改修工事を行う場合
増築を行う場合
用途変更を行う場合
特定行政庁が条例で定める場合
ただし、マンションリフォームの場合は、以下の条件を満たせば確認申請が不要となる場合があります。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造、または鉄筋鉄骨コンクリート造のマンションであること
居住部分のみの改修であること
構造躯体に影響を与えないこと
確認申請が必要かどうか迷った場合は、建築主事や建築士に相談することをおすすめします。
建築確認申請の概要
建築確認申請は、建築主が建築物を建築しようとする場合に行う申請です。
建築確認申請が必要かどうかは、建築物の種類や規模によって異なります。 一般的には、新築の場合は、確認申請が必要です。 一方、リフォームの場合、確認申請が必要かどうかは、リフォームの内容によって異なります。 例えば、10平方メートル以上の増築や、準防火地域での増築、木造3階建て以上の大規模リフォームの場合は、確認申請が必要になります。 しかし、それ以外のほとんどのリフォームは、確認申請は不要です。
確認申請の手順は、次のとおりです。
建築主が、建築物の概要を記載した確認申請書を、建築主の所在地を管轄する建築主の建築確認担当者に提出します。
建築主の建築確認担当者は、確認申請書を審査し、建築物の建築が建築基準法に適合しているかどうかを確認します。
建築物の建築が建築基準法に適合している場合、建築主の建築確認担当者は、確認申請を承認します。
確認申請が承認されると、建築主は建築工事に着手することができます。
確認申請に要する費用は、建築物の種類や規模によって異なります。 一般的には、新築の場合は、建築物の建築費用の0.5%~1%程度が必要です。 一方、リフォームの場合、確認申請に要する費用は、リフォームの内容によって異なります。 例えば、10平方メートル以上の増築や、準防火地域での増築、木造3階建て以上の大規模リフォームの場合は、確認申請に要する費用は、建築費用の0.5%~1%程度が必要です。 しかし、それ以外のほとんどのリフォームは、確認申請に要する費用は、数万円程度です。
リフォーム時の建築確認申請の目的
リフォーム時に確認申請が必要な場合について解説
リフォーム工事において、確認申請が必要な場合は大きく分けて以下の2つです。
準防火地域での増築や10㎡以上の増築: 準防火地域とは、火災が発生した場合に延焼を防ぐために建築基準法で定められた地域です。この地域で増築を行う場合は、10㎡以上の増築であっても確認申請が必要となります。
木造3階建て以上の大規模リフォーム: 木造3階建て以上の大規模リフォームは、構造耐力上重要な部分に手を加えるため、確認申請が必要となります。
上記の2つのケース以外にも、建築基準法で定められた特定行政庁が確認申請を必要と判断した場合には、確認申請が必要となります。
確認申請が必要かどうか不安な場合は、建築士や行政機関に相談することをおすすめします。
マンションリフォームにおける確認申請の不要条件を解説
マンションリフォームでは、建築確認申請が必要な場合と不要な場合があります。ここでは、マンションリフォームにおける確認申請の不要条件を解説します。
マンションリフォームにおいて、確認申請が不要となる条件は以下のとおりです。
専有部分のみの改修
構造躯体や設備に変更を加えない改修
用途を変更しない改修
消防法上の規制を受けない改修
以上の条件をすべて満たす場合、確認申請は不要となります。確認申請が必要かどうかわからない場合は、建築士やリフォーム会社に相談することがおすすめです。専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。
リフォーム時の確認申請の流れ
リフォーム時に確認申請が必要かどうかの判断は、工事内容によって異なります。ここでは、確認申請が必要な場合の申請の流れを紹介します。
まず、確認申請書を作成します。確認申請書には、工事の内容、設計図面、構造計算書などを添付する必要があります。
確認申請書は、建物の所在地を管轄する地方自治体の建築主事または指定確認検査機関に提出します。
地方自治体または指定確認検査機関は、確認申請書を審査します。審査には通常10~20日程度かかります。
審査に問題がなければ、確認済証が交付されます。確認済証は、工事を始める前に取得する必要があります。
確認済証を取得したら、工事を始めることができます。
工事が完了したら、完了検査を申請します。完了検査は、地方自治体または指定確認検査機関が実施します。
検査に合格すれば、工事が完了となります。
確認申請には、専門的な知識が必要な場合があります。そのため、確認申請の手続きは、建築士などの専門家に依頼するのが一般的です。
リフォームにかかる確認申請の費用相場は?
リフォームにかかる確認申請の費用は、工事の内容や規模、申請する自治体によって異なります。一般的には、10万円~30万円程度が相場と言われています。
具体的な費用は,
申請内容費用相場
- 増築15万円~30万円
- 改築10万円~20万円
- 用途変更5万円~10万円
が目安です。費用はあくまで目安であり、申請手数料なども自治体で違うので実際には申請内容や自治体によって異なるため、事前に確認することが必要です。
2025年法改正によりリフォームの確認申請が変更される可能性は?
2025年4月より施行される建築基準法の改正によって、リフォームの確認申請に関するルールが変更される可能性があります。現時点では具体的な内容はまだ明らかになっていませんが、どのような変更が予想されるのか、またどのような場合に確認申請が必要になるのかについて解説します。
2025年4月以前は、以下のようなリフォームの場合には確認申請が必要でした。
- 準防火地域での増築や10㎡以上の増築
- 木造3階建て以上の大規模リフォーム
しかし、2025年4月以降はこれらのケースでも確認申請が必要なくなる可能性があります。これは、建築基準法の改正によって、より簡易な手続きでリフォームができるようにすることを目的としているためです。
2025年4月以降、確認申請が不要になる可能性があるのは、以下のケースです。
- 準防火地域での増築や10㎡未満の増築
- 木造2階建て以下の中規模リフォーム
ただし、これらのケースでも、構造耐力上主要な部分に手を加えるような大規模なリフォームの場合は、確認申請が必要になる場合があります。
確認申請が必要かどうか判断するポイント
2025年4月以降、リフォームの確認申請が必要かどうか判断するポイントは、以下のようなものがあります。
- 改装する建物の規模
- 改装する部分の重要性
- 改装内容の規模
これらのポイントを踏まえて、確認申請が必要かどうか判断することが重要です。
まとめ
リフォーム工事を行う際に、建築確認申請が必要かどうかを確認する必要があります。
確認申請が必要となるのは、主に以下のような場合です。
- 木造3階建て以上の増築や改築
- 10㎡以上の増築や改築
- 準防火地域での増築や改築
ただし、これらの場合でも、一定の条件を満たしていれば確認申請が不要となるケースがあります。
確認申請の必要性については、リフォーム工事の規模や内容によって異なるため、事前に建築士や行政機関に相談することが大切です。
また、2025年4月には建築基準法が改正される予定です。改正後には、確認申請が必要となるリフォームの範囲が拡大される可能性があります。
リフォームを計画している場合は、最新の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談しましょう。