40坪の外壁塗装を行う場合の費用相場とは?
2024/06/18
40坪の外壁塗装の費用は、塗料の種類・外壁の材質・施工内容などによって異なります。
そのため、さまざまな要素を加味して業者を選ぶことが重要です。
今回の記事では、40坪の建物に外壁塗装を行う際の費用相場について、塗料や外壁材ごとに詳しく紹介します。
外壁塗装を検討されている方や、これから住まいのメンテナンスをお考えの方は、参考としてぜひご一読ください。
40坪の家の外壁塗装の一般的な見積項目とは
40坪の家の外壁塗装を行う場合、どのような項目に対して費用が発生するのでしょうか?
一般的な見積項目について説明します。
外壁塗装工事費
外壁塗装工事費は、塗装面積や使用する塗料の種類によって異なります。
一般的な住宅では、1㎡あたりの塗装費は1,000~3,000円程度です。
40坪の家の場合、外壁面積が120㎡程度なので、塗装費は12~36万円程度となります。
足場代
外壁塗装を行う際には、安全のために足場を組む必要があります。
足場の大きさや組立期間によって異なりますが、40坪の家の場合、一般的に20~30万円程度かかります。
付帯部塗装費
付帯部とは、窓枠や軒天・雨樋などの外壁以外の部分のことです。
付帯部の塗装費は、面積や使用する塗料の種類によって異なりますが、40坪の家の場合、一般的に5~10万円程度かかります。
養生費
外壁塗装を行う際には、塗料が飛び散らないように養生を行う必要があります。
養生費は範囲によって異なりますが、40坪の家の場合、一般的に2~3万円程度必要です。
その他諸経費
その他諸経費には、廃棄物処理費や交通費などが含まれます。
40坪の家の場合、一般的に5~10万円程度かかります。
塗料は種類によって耐用年数や塗装性・機能性が異なるため、必要となる費用も異なります。
各塗料ごとの費用相場は、以下のとおりです。
ウレタン塗料の価格・費用相場
40坪の外壁塗装におけるウレタン塗料の費用相場は、以下のとおりです。
・材料費:150,000~250,000円
・人件費:300,000~450,000円
・足場代:100,000~150,000円
・諸経費:50,000~100,000円
■合計:600,000~950,000円
ウレタン塗料は安価であるだけでなく、速乾性が高く施工期間が短いというメリットもあります。
また塗膜が硬いため、汚れが付きにくく、メンテナンスも容易です。
しかし、ウレタン塗料は耐久性が低く、一般的な耐用年数は5~7年程度とされています。
40坪の外壁塗装において、ウレタン塗料はコストパフォーマンスに優れた選択肢ですが、耐久性が低いというデメリットもあるため、塗り替えサイクルやメンテナンスコストを考慮して選択する必要があります。
シリコン塗料の価格・費用相場
40坪の外壁塗装におけるシリコン塗料の費用相場は、以下の表のとおりです。
・材料費:300,000〜600,000円
・人件費:300,000~450,000円
・足場代:100,000~150,000円
・諸経費:50,000~100,000円
■合計:750,000〜1,300,000円
シリコン塗料は、アクリル塗料とフッ素塗料の中間に位置する塗料グレードで、耐久性・耐候性・価格のバランスが優れています。
耐用年数も10〜13年程度で長く、塗り替えの頻度も高くないことから40坪の外壁塗装で最も人気のある塗料グレードです。
フッ素塗料の価格・費用相場
40坪の外壁塗装におけるフッ素塗料の費用相場は、以下の表のとおりです。
・材料費:500,000〜800,000円
・人件費:300,000~450,000円
・足場代:100,000~150,000円
・諸経費:50,000~100,000円
■合計:950,000〜1,500,000円
フッ素塗料は塗料の中でも耐用年数が長く、15~20年程度持つと言われています。
また耐久性が高く汚れにくいため、長期間にわたりメンテナンス費用を抑えることができます。
高価な塗料ですが、そのぶんコストパフォーマンスの高い塗料とも言えます。
外壁塗装を検討している方は、フッ素塗料も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
無機塗料の価格・費用相場
40坪の外壁塗装における無機塗料の費用相場は、以下の表のとおりです。
・材料費:3,000,000〜5,500,000円
・人件費:300,000~450,000円
・足場代:100,000~150,000円
・諸経費:50,000~100,000円
■合計:3,450,000〜6,200,000円
無機塗料は耐久性が高く、耐用年数は15~20年程度とされています。
また、耐候性にも優れているため、紫外線や雨風による劣化に強いという特徴があります。
さらに、防汚性も高いため汚れが付きにくく、美しい状態を長く保つことができます。
しかし高額な費用が必要なため、塗り替えやメンテナンスのコストパフォーマンスも検討したうえで選択することが重要です。
外壁材質別の費用相場
外壁塗装を行う場合の費用は、使用する塗料の種類や施工面積・建物の構造などによって異なります。
40坪の外壁塗装にかかる費用相場について、外壁の材質別にご紹介します。
モルタル外壁にかかる費用相場
40坪のモルタル外壁塗装にかかる費用は、塗料の種類や施工方法などによって異なりますが、一般的には100万円から150万円程度が相場です。
モルタル外壁は他の外壁材に比べて塗り替えの頻度が高く、通常は10年から15年程度で塗り替えが必要です。
サイディング外壁にかかる費用相場
サイディング外壁は、耐久性が高くメンテナンス費用が安いことが特徴です。
40坪の外壁塗装を行う場合、80〜160万円ほどが費用相場となるでしょう。
ただしサイディング外壁は、経年劣化によって目地部分にクラックが入ったり、シーリング材が劣化したりすることもあります。
そのような場合の補修工事費用は、クラックの大きさやシーリング材の劣化状況によって異なりますが、概算としては10~30万円程度です。
金属サイディング外壁にかかる費用相場
金属サイディング外壁は耐久性があるため、他の外壁材よりも塗料のグレードを高くしても、結果として費用を抑えることができる場合があります。
費用は塗料によって大きく左右され、150〜500万円と差があります。
金属サイディングの凹凸によっても費用に差が出るため、見積もりを取り確認することが大切です。
ALC外壁にかかる費用相場
ALC外壁はコンクリートの一種で、耐震性や耐久性の高い素材です。
一般住居でも使用されますが、遮音性や耐熱性の高さから主に集合住宅で使用されています。
40坪のALC外壁に外壁塗装を行う場合の費用相場は、100万円から500万円ほどです。
外壁塗装にかかる費用の内訳
外壁塗装は、住宅を守るために必要不可欠なメンテナンスです。
費用は塗装面積や使用する塗料の種類などさまざまな要因によって異なりますが、主に以下の4つの要素に分けられます。
外壁塗装にかかる材料費の内訳
外壁塗装にはさまざまな材料費がかかります。
大まかに塗料費と部材費の2つに分類できます。
・塗料費
使用する塗料の種類やグレードによって大きく異なります。
一般的に、グレードの高い塗料ほど耐久性が高く、価格も高くなります。
・部材費
塗料を塗る際に必要な材料の費用です。
具体的には、コーキング材・シーリング材・養生テープ・マスカーなどがあります。
外壁塗装にかかる塗料の費用
外壁塗装における塗料はコストを占める要素です。
使用する塗料の種類やグレードによって費用は大きく異なります。
一般的に、ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料の順で価格は高くなります。
ただし機能性を高めたものやオーダーカラーなどの場合は、グレードにかかわらず価格は高くなるでしょう。
また同じ坪数であっても、入り組んだ形状の外壁の場合はそのぶん塗料が必要になるため、費用は上がります。
外壁塗装にかかる部材の費用
シーリング・コーキング材や水切り・破風板や鼻隠しなど、塗装時に必要な補修や交換を行う場合に必要な部材です。
40坪の建物の場合、50~100万円程度が目安となります。
外壁塗装にかかる人件費の内訳
外壁塗装にかかる費用の内訳は、材料費・人件費・足場代・諸経費の4つに大きく分けられます。
このうち人件費は、全体の30〜40%と大きな割合を占めています。
人件費とは、塗装作業員や職人への賃金のことです。
外壁塗装には、下地処理・塗装・仕上げなど多くの工程があり、それぞれに熟練した技術が必要なため、人件費は高額になりがちです。
外壁塗装にかかる足場代の内訳
外壁塗装にかかる足場代は、安全に作業を行うために必要な設備であり、外壁塗装費用の大きな割合を占める重要な項目です。
足場代は、設置費用・使用料・解体費用によって構成されており、足場の規模や設置場所の状況によって費用は変動するため、事前に見積もりを取得しておくことが大切です。
外壁塗装にかかる諸経費の内訳
外壁塗装にかかる諸経費には、養生費・高圧洗浄費・撤去費・廃材処理費・諸材料費・交通費などがあります。
業者によって諸経費に含まれる項目が異なる場合もあるため、見積もり時に確認しておきましょう。
複数社に見積もりを依頼する
複数の塗装業者に見積もりを依頼する理由は、大きく2つあります。
・価格の比較ができる
塗装業者はそれぞれ独自の価格設定を行っています。
そのため、複数の業者から見積もりを取ることで、価格を比較して希望に沿った業者を選ぶことができます。
・工事内容の比較ができる
見積もりには、塗装業者がどのような工事を行う予定なのかが詳細に記載されています。
比較することで各業者の工事内容を把握し、自分に最適な業者を選ぶことができるでしょう。
助成金や補助金の活用
自治体によってさまざまな制度が設けられており、対象条件を満たすことで利用できます。
工事内容や依頼する業者が制度の対象となっているかを確認したうえで、利用を検討しましょう。
火災保険の活用
火災保険には、風災やひょう災、雪災などの自然災害による損害を補償する「風災・雹災・雪災補償特約」が含まれていることが多く、この特約が適用されれば、外壁塗装費用の一部を保険金で賄うことができます。
ただし、以下の条件を満たす場合のみ適用されるため、あらかじめ確認しておきましょう。
・損害が保険金支払いの対象となること
・保険金請求の期限内に請求すること
・免責金額を支払うこと
40坪の家で外壁塗装を成功に導くためのポイント
40坪の家を外壁塗装で成功させるには、いくつかのポイントがあります。
これらのポイントをしっかり押さえておくことで、40坪の家を外壁塗装で成功させることができます。
適正価格の把握
外壁塗装の価格相場は、塗料の種類や外壁材の種類、施工内容などによって異なります。
複数社へ見積もりを依頼し、適正な費用について把握しておくことで、無駄な費用を抑えることができるでしょう。
施工実績の確認
信頼できる業者を選ぶためにも、施工実績の確認は業者選びの重要なポイントです。
業者のホームページやパンフレットで確認することができるほか、実際に施工したお客様に話を聞くのも良いでしょう。
技術力や経験・得意分野や信頼性などを判断する材料となるため、非常に重要です。
図面や現場調査の重要性
施工を計画する際、図面の確認は欠かせません。
また、実際に施工を行う現場状況の確認も大切な工程と言えます。
いずれも十分に行ってくれる業者であれば、安心して依頼できるでしょう。
まとめ
40坪の建物に外壁塗装を行う場合、塗料や人件費だけでなく、塗装するために必要な足場や養生・付帯部の補修など、さまざまな部分に多くの費用が必要になります。
またどのような塗料を選択するかや、外壁材の種類によっても費用は異なるため、事前に見積もりを確認しておくことが重要です。
また適正な価格であるかを判断するためには、複数社へ見積もりを依頼したうえで内容を比較し、判断することも必要となるでしょう。
補助金や助成金、火災保険などの利用も視野に入れながら、希望通りの外壁塗装ができるよう準備を進めることが大切です。