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外壁塗装には足場が必要?足場の種類や費用相場を解説

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外壁塗装には足場が必要?足場の種類や費用相場を解説

外壁塗装には足場が必要?足場の種類や費用相場を解説

2024/06/19

外壁塗装は建物を美しく保ち、劣化を防ぐために欠かせないメンテナンスです。

しかし、足場が必要となる場合が多く、費用面や安全面で不安を抱く方も少なくありません。

本記事では、外壁塗装における足場の役割や必要性、種類や費用相場について解説します。

また、DIYで外壁塗装を行う場合の足場の調達方法や、足場を設置しないリスクについてもご紹介します。

さらに外壁塗装と同時に屋根塗装を行うメリットについても記載していますので、ぜひ最後までお読みいただきメンテナンスの一助としてお役立てください。

外壁塗装における足場の役割と必要性

「外壁塗装には足場が必要なの?」という疑問を抱く人は少なくありません。

結論から言うと、外壁塗装には基本的に足場が必要です。

足場は、作業員が安全かつ効率的に作業を行うために設置される、仮設の作業床です。

外壁塗装は高所での作業も多く、足場がないと安全に作業を行うことができません。

また、足場があれば塗料や道具の運搬・保管にも使用できるため、作業効率も大幅に向上します。

安全性や作業効率の向上はもちろん、仕上がりの美しさにも影響するでしょう。

外壁塗装を検討している場合は、足場を設置する必要性について業者に相談することをおすすめします。

外壁塗装に使用される足場にはどのような種類がある?

外壁塗装には、高所作業を行うために足場が必要となります。足場は大きく分けて、以下の種類があります。

くさび式足場

くさび式足場は、外壁塗装や建築現場で広く使用される足場の一種です。

この足場は、主に「くさび」と呼ばれる金具を使って組み立てられるため、強固で安定した構造が特徴です。

最大の利点は、その組み立てと解体が非常に簡単かつ迅速であることです。

熟練した作業員であれば、短時間で大規模な足場を設置することができます。

くさび式足場は複数のパーツから構成され、縦方向に立てる支柱と、横方向に渡す横架材、そしてこれらを接続するためのくさび金具が主な構成要素です。

これにより、作業員は高所での作業を安全かつ効率的に行うことができます。

また、くさび式足場は、高い耐久性と耐荷重性を持ち、大型の建築物や工場などの外壁塗装にも適しています。

さらに、くさび式足場は安全性の面でも優れており、安定した作業環境を提供します。

作業中の揺れや歪みが少なく、強風や振動にも強い構造です。

そのため、外壁塗装を行う際に作業員が安全に作業を進めることができる足場であると言えるでしょう。

枠組み足場

枠組み足場は、建築現場や外壁塗装で頻繁に使用される足場の一種で、特に大規模な建物や高層ビルでの作業に適しています。

この足場は、堅牢な枠組みを基本構造とし、安定性と強度に優れています。

枠組み足場の主な構成要素は、縦方向の支柱と水平に設置される横架材、そしてこれらを連結するためのジョイント部品です。

枠組み足場の大きな利点は、その安定性と耐荷重性です。

支柱と横架材がしっかりと固定されるため、高所での作業でも揺れが少なく、安全に作業を行うことが可能です。

特に高層建築や大規模な建設プロジェクトでは長期間にわたり使用されることが多くことから、耐久性の高さが求められます。

枠組み足場はその点で非常に信頼性が高いです。

また、枠組み足場は組み立てと解体が比較的簡単であり、効率的に作業を進めることができます。

組み立ての際には、専用の工具を使用してパーツを接続し、確実に固定します。

このプロセスは安全かつ迅速に行われ、作業時間を短縮することが可能です。

さらに、枠組み足場は、多くの現場で標準的に使用されているため、作業員がその使用方法に慣れている点も大きなメリットです。

外壁塗装の現場では、枠組み足場の使用により、安全かつ効率的に作業を進めることができます。

このように、枠組み足場はその安定性・耐久性・組み立ての容易さから、多くの現場で選ばれている足場です。

単管足場

単管足場は、シンプルで汎用性の高い足場の一種で、外壁塗装や小規模な建築作業に広く利用されています。

この足場は、単一の鋼管(単管)とクランプを使って組み立てられるため、柔軟な構造設計が可能です。

単管足場の大きな特徴は、自由度の高い設計ができることです。

単管の長さを調整することで、さまざまな形状や高さに対応できます。

単管足場の構成は非常にシンプルで、縦方向と横方向に単管を組み合わせ、クランプで固定するだけです。

このシンプルさから、組み立てや解体が容易で、特別な技術や工具を必要としません。

また部品の取り扱いが簡単で、現場に合わせて迅速に設置できるため、作業効率が向上します。

単管足場は、狭い場所や複雑な形状の建物にも適しており、細かな調整がしやすいため、特殊な環境でも使用可能です。

例えば、住宅のリフォームや小規模な外壁塗装工事などでは、単管足場の柔軟性が非常に役立ちます。

ただし、単管足場は組み立て時の注意が必要です。

適切に組み立てられないと、安定性や安全性に問題が生じる可能性があります。

特に高所での作業では、しっかりと固定し安全基準を遵守することが重要です。

これにより、作業中のリスクを最小限に抑え、安全かつ効率的に作業を進めることができます。

その他の足場

外壁塗装には、特殊な条件下で使用される足場も存在します。

その中でも吊り足場やゴンドラは、高層建築や特殊な地形での作業に適した足場の一種です。

吊り足場は、建物の上部から吊り下げられる構造で、高所での作業を安全かつ効率的に行うために設計されています。

主にビルの外壁塗装や窓ガラスの清掃など、高層作業が必要な現場で使用されます。

吊り足場の利点は、地面に足場を設置するスペースがなくても作業が可能なことです。

これは、都市部の狭い場所や地形が複雑な場所で特に有用です。

吊り足場は、安全性を確保するために、専用の吊りワイヤーやアンカーを使用してしっかりと固定されます。

作業員は安全ハーネスを着用し、落下防止対策を徹底することで、安心して作業を進めることができます。

またゴンドラは、上下に移動可能な作業プラットフォームで、ビルの外壁塗装や清掃に広く使用されます。

ゴンドラは電動モーターで操作され、高所から地上までスムーズに移動できるため、広範囲の作業が迅速に行えます。

特に、ビルの壁面全体を一度に塗装する場合など、大規模な外壁作業に適しています。

ゴンドラの利点は、その機動性と効率性です。

作業員は簡単に高さを調整でき、作業範囲を広げることができます。

また、ゴンドラには安全装置が備わっており、万が一のトラブル時にも迅速に対応できるようになっています。

高層建築や特殊な現場では、これらの足場が非常に有用な選択肢となります。

外壁塗装では必ず足場を設置する必要がある?

例えば、平屋建ての建物や、低い部分の塗装だけであれば、脚立やはしごを使用することで足場を設けずに作業を行うことも可能です。

しかし、2階以上の建物や高所での作業が必要な場合、安全性を確保するためには足場の設置が必須となります。
足場を設けることで、塗装作業を行う際の安全性が確保され、作業効率も向上するため工期の短縮にも繋がります。

さらに、足場は建物の保護にも役立ちます。

足場の周囲へ養生シートを設置することによって、周囲へ塗料が飛散するリスクを軽減できるのです。

足場の設置が必要かどうかは、建物や周辺の状況によって異なります。

安全面や作業効率・建物の保護などを総合的に考慮し、最適な判断を下すことが大切です。

外壁塗装に使用する足場の種類ごとの費用相場

外壁塗装に使用する足場の費用相場は、種類によって異なります。

以下に、それぞれの費用相場を紹介します。

足場の種類費用相場

・くさび式足場:1平方メートルあたり1,500~2,500円

・枠組み足場:1平方メートルあたり2,000~3,000円

・単管足場:1平方メートルあたり3,000~4,000円

上記の費用はあくまでも目安であり、実際に掛かる費用は建物や施工業者によって異なります。

外壁塗装に使用する足場は、種類によって価格が異なります。

そのため、ご自身の希望や現場に必要な安全対策が行える足場を選択することが重要です。

DIYで外壁塗装を行う場合、足場をどう調達する?

外壁塗装には足場が必要な場合が多く、さまざまな選択肢があります。

足場がない場合、転落や落下物によるケガのリスクが高まるため、必ず設置するようにしましょう。

DIYでの足場調達方法は、レンタル・購入・足場設置業者への依頼などがあります。

レンタルはホームセンターや足場業者からできますが、費用はサイズや期間によって異なります。

また購入は高額になり、必要となるサイズ・部品の選定や、使用後に保管する場所を確保しておく必要があります。

足場設置業者へ依頼する場合は、費用が必要になるものの運搬から設置・解体まで行ってもらえる場合があるため、あらかじめどこまで依頼するかを相談しておきましょう。

安全に作業を行うために、足場の設置は不可欠です。

DIYで塗装を行う場合は、安全に作業ができる方法を選択しましょう。

外壁塗装で足場を設置しないリスク

外壁塗装には足場が必要な場合がほとんどです。

足場を設置せずに塗装を行うと、以下のようなリスクが伴う可能性があります。

安全性の低下

外壁塗装で足場を設置しないことは、安全性に重大なリスクを伴います。

足場は作業員が高所で安定して作業を行うために欠かせない設備です。

足場がないと、はしごや不安定な場所で作業を行うことになり、転落や落下の危険性が格段に増します。

特に外壁塗装は高所での作業が多いため、安定した足場がないと作業員がバランスを保つことが難しく、転倒・転落事故が発生しやすくなります。

また足場がないと、作業員がペンキや道具を持って移動する際に手すりやステップなどのサポートがなくなり、物を落としたり、自身が落下したりするリスクが高くなってしまうでしょう。

これにより、作業員のケガや場合によっては命に関わる事故が発生する可能性があり、大変危険です。

仕上がり品質の低下

足場を設置しない場合、外壁塗装の仕上がりの品質が低下するリスクがあります。

足場があると、作業員は安定した位置から均一にペンキを塗ることができ、全体的な仕上がりが美しくなります。

しかし、足場がないと、不安定な姿勢で塗装を行うため、塗りムラや塗り残しが発生しやすくなります。

特に高所での塗装では、足場がないと塗装面に均一な圧力をかけることが難しく、ペンキの厚みや色の濃さにばらつきが出ることがあります。

また細部の仕上がりにおいても、足場がないと細かい作業が困難となり、角や縁の部分がきれいに仕上がらないことが多いです。

これにより、塗料が均一に塗布されず、耐久性や防水性に問題が生じる可能性も考えられるでしょう。

作業効率の低下

足場を設置しない場合、外壁塗装の作業効率が著しく低下します。

足場があることで、作業員は広範囲を一度に移動でき、効率よく塗装を進められますが、足場がないとはしごを頻繁に移動させたり、狭い範囲で作業を行ったりする必要があり、時間と労力が大幅に増加します。

また足場がないと、塗料や道具を持ち運ぶ際に手間がかかり、塗装作業の手順がスムーズに進まなくなります。

特に高所での作業では移動が頻繁に必要となり、そのつど塗装を中断するため、作業の流れが断続的になり、全体の作業時間が延びてしまいます。

その結果、プロジェクト全体の進行が遅れ、納期に影響を与えるケースも考えられます。

コストの増加

足場を設置しないことで、一見すると初期コストを削減できるように思えるかもしれませんが、実際には長期的なコストが増加するリスクがあります。

足場がない状態で無理に作業を行うと、作業効率が低下し工期が延びるため、人件費が増加します。

作業時間が長引けば、それに伴う人件費や運営コストが積み重なり、結果的に総費用が高くなってしまうでしょう。

また塗装のムラや塗り残しが生じやすく、これが原因で塗装の耐久性や防水性に問題が発生すると、再塗装や補修が必要になります。

 

このような追加作業は予期せぬコストを引き起こし、当初の予算を大幅に超える結果となることが少なくありません。

また足場がないことで安全性が確保されず、作業中に事故が発生した場合、その対応にも多大な費用がかかります。

作業員のケガや落下事故による治療費や補償費用、さらには作業の中断による遅延費用など、予期しない出費につながってしまうでしょう。

外壁塗装と同時に屋根塗装を行うメリット

外壁塗装と同時に屋根塗装を行うことで、以下のようなメリットがあります。

足場の設置費用が1回で済む

外壁塗装と屋根塗装は、どちらも高い位置で行う作業です。

そのため、どちらの塗装を行う場合も足場の設置が必要となります。

外壁塗装と屋根塗装を同時に実施すれば、足場の設置を1回で済ませることが可能になるでしょう。

作業効率がアップするだけでなく、費用も抑えられます。

1度の施工でメンテナンスできる

外壁塗装と屋根塗装を同時に実施すれば、色や質感の統一感を持たせることができます。

そのため、仕上りが美しくなります。

また耐用年数が近い塗料を選ぶことで、メンテナンスのタイミングを合わせることも可能です。

以上のように、外壁塗装と同時に屋根塗装を行うことで、多くのメリットがあります。

外壁塗装を検討している方は、屋根塗装も一緒に検討することをおすすめします。

まとめ

外壁塗装を行う際には、高所での作業となる場合がほとんどのため、足場が欠かせません。

足場は作業員の安全を確保し、作業効率を向上させる重要な役割を果たします。

足場がないと、高所で作業を行う際に転落の危険性が高まり、作業効率も著しく低下してしまいます。

設置しなかった場合のリスクを加味し、作業内容や施工箇所に合わせた足場を選択することで、安全性や作業効率の向上だけでなく、美しい仕上がりやその後のメンテナンス性にもプラスの影響を与えられるでしょう。

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