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屋上・屋根・ベランダのウレタン防水の劣化|部分補修方法や費用の解説

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屋上・屋根・ベランダのウレタン防水の劣化|部分補修方法や費用の解説

屋上・屋根・ベランダのウレタン防水の劣化|部分補修方法や費用の解説

2024/06/20

ウレタン防水の補修工事を徹底解説

  • ウレタン防水の剥がれや浮き、ひび割れなどの劣化が起こる原因とは?
  • 屋上・屋根・外壁・ベランダ・バルコニーの防水工事の補修方法が知りたい!部分的に補修する方法とは?
  • ウレタン防水部分補修の費用相場や修理費について詳しく知りたい!

ウレタン防水は、屋上やベランダの雨漏り対策に優れた工法ですが、経年劣化や施工不良で剥がれやひび割れが発生することがあります。

こうした問題への対処として、全面塗り替えが一般的ですが、状況によっては部分補修で済む場合もあり、費用や工期を抑えられるメリットがあります。

本記事では、ウレタン防水の部分補修に焦点を当て、その費用相場と注意点について詳しく解説していきます。

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ウレタン防水の役割とは?

ウレタン防水は、屋上やバルコニーなどの防水層として使用されることの多い塗膜防水の一種です。

液体状のウレタン樹脂を塗布することで、防水層を形成します。
ウレタン防水の役割は主に以下の3つです。

雨水の浸入を防ぐ

ウレタン防水は、塗膜が連続しており、継ぎ目がないため、雨水の浸入を防ぐことができます。

紫外線による劣化を防ぐ

ウレタン防水は、紫外線に強い性質を持っています。これにより、太陽光による防水層の劣化を防ぐことができます。

耐久性が高い

ウレタン防水は、耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば、10年以上使用することができます。
ウレタン防水は、様々な用途で使用されていますが、特に以下の用途に適しています。
・屋上
・バルコニー
・ベランダ
・外壁

ウレタン防水は、施工が比較的容易で、コストも比較的安価です。そのため、住宅やマンションなどの防水工事によく使用されています。

ただし、ウレタン防水は、経年劣化によって防水性能が低下します。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。ウレタン防水のメンテナンスは、専門業者に依頼するのがおすすめです。

ウレタン防水の劣化症状

経年劣化によって、屋上の防水機能は低下し、雨漏りなどのトラブルを招く恐れがあります。

ウレタン防水にも劣化症状が見られる場合は、補修や塗り替えなどの対策が必要です。ここでは、ウレタン防水の代表的な劣化症状をご紹介します。

表面のひび割れ

ウレタン防水層の表面にひび割れが発生すると、そこから雨水が浸入する可能性があります。

膨れ・浮き

ウレタン防水層と下地の間に水が入り込み、膨れが発生することがあります。膨れは放置すると破裂する危険性があります。

剥離

ウレタン防水層が下地から剥がれてしまう状態です。剥離が進むと、防水機能が著しく低下します。

色褪せ

ウレタン防水層は紫外線によって色あせを起こします。色あせは防水機能の低下を示唆している場合があります。

チョーキング

ウレタン防水層に触れると白い粉が付着することがあります。これはチョーキングと呼ばれる現象で、防水機能が低下しているサインです。

これらの劣化症状が見られた場合は、早急に補修や塗り替えなどの対応が必要です。放置すると、雨漏りなどのトラブルが発生し、建物の躯体に深刻なダメージを与える可能性があります。

部分補修と全面塗り替えの違い

屋上防水に使用されるウレタン防水は、経年劣化によって防水機能が低下してしまいます。

劣化が始まったウレタン防水は、補修または全面塗り替えのどちらかの方法で対処する必要があります。
部分補修と全面塗り替えの違いは、劣化の程度によって決まります。

部分補修は、局所的に劣化している箇所のみを補修する方法です。亀裂や浮きなどの軽微な劣化であれば、部分補修で十分に対応できます。費用も抑えられるため、経済的なメリットがあります。

一方、全面塗り替えは、ウレタン防水の全面を塗り直す方法です。防水機能が全体的に低下している場合や、劣化が激しい場合は、全面塗り替えが必要となります。

費用は高額になりますが、防水機能を長期間維持することができます。
以下、部分補修と全面塗り替えの主な違いをまとめます。

部分補修 全面塗り替え
  • 劣化箇所のみを補修
  • 費用が安い
  • 防水機能の回復は一時的
  • ウレタン防水の全面を塗り直す
  • 費用が高い
  • 防水機能を長期間維持

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どちらの方法を選ぶかは、劣化の程度や予算によって異なります。

軽微な劣化であれば部分補修で十分ですが、防水機能が全体的に低下している場合は、全面塗り替えを検討する必要があります。

ウレタン防水部分補修の費用相場

ウレタン防水の部分補修費用の相場は、1平方メートルあたり3,000~5,000円程度ですが、実際の費用は補修する面積や使用する材料によって変動します。

また、以下のような追加費用が発生することがあるため、注意が必要です。

別途費用項目 費用相場
調査費

約5,000〜10,000円

養生費

約1,000〜2,000円

材料費

約2,000〜3,000円(1㎡あたり)

 

調査費用は、防水面の劣化状況や補修面積、下地の状態などを詳細に調べるために必要となります。これにより、適切な補修方法と材料を選定することができます。

養生費用は、補修工事を行う際に、周辺の建物や設備、植栽などを汚損や損傷から保護するために発生します。シートやテープなどを使用して、作業対象以外への影響を最小限に抑えるための費用です。

材料費用は、ウレタン防水材や下地補修材、プライマーなど、補修に使用する材料の費用を指します。材料の種類や品質、使用量によって費用が変動します。

これらの費用は業者によって異なるため、複数の専門業者から詳細な見積もりを取ることを強くお勧めします

各業者の施工方法や使用材料、保証内容などを比較し、最適な業者を選定することが重要です。

また、部分補修は一時的な措置であるため、将来的に全面的な防水工事が必要になる可能性があることを念頭に置いておくことが賢明です。

ウレタン防水の部分補修の作業手順

ウレタン防水の部分補修は以下の手順で進められます。

step1|調査

まず、劣化の状況や範囲、下地の状態などを詳細に調査します。
この調査では、目視や打診、サンプル採取による検査などが実施されます。

step2|養生

調査終了後、補修作業によって周辺を汚したり損傷したりしないように、養生を行います。
養生には、保護シートや養生テープなどが用いられます。

step3|下地処理

下地が劣化している場合は、適切な下地処理を行います。
下地処理の内容は、洗浄、研磨、シーラー塗布などが含まれます。

step4|補修

下地処理完了後、実際の補修作業を行います。
補修には、ウレタン防水材や専用の補修材が使用されます。

step5|塗装

補修完了後、仕上げの塗装を行います。
一般的に、プライマー(下塗り)、主材、トップコートの3層構造で塗装します。

 

補修後約1週間は、雨や風などの影響から保護するために養生を継続することが大切です。

養生を怠ると、補修材の剥離や水漏れなどの問題が発生する恐れがあります。

また、補修後も定期的な点検を実施し、劣化の有無を確認することが重要です。劣化が発見された場合は、速やかに補修を行うことが賢明です。

ウレタン防水を部分補修する際の注意点

ウレタン防水の部分補修を行う際は、以下の点に注意が必要です。

劣化状況の正確な把握

劣化の程度や範囲を正確に把握することが重要です。

適切な補修方法を選択するために、劣化状況を見誤らないようにしてください。
劣化状況を正しく判断しないと、水漏れの原因となる可能性があります。

下地状態の確認

下地の状態を入念に確認してください。下地が劣化している場合は、適切な下地処理が不可欠です。

下地処理を怠ると、補修材の密着不良により水漏れが発生する恐れがあります。

適切な材料の選択

補修材には多様な種類があるため、劣化状況や補修範囲、下地の状態に応じた最適な材料を選ぶ必要があります。

状況に合わない材料を使用すると、十分な補修効果が得られない可能性があります。

正しい施工方法の実施

施工方法を誤ると、補修材の剥離や水漏れなどの問題が生じる恐れがあります。正しい施工手順を専門業者に確認し、その通りに実行することが大切です。

以上の点を踏まえ、専門知識を持つ業者に相談しながら、適切な部分補修を行うことをお勧めします。

部分補修を業者に依頼する際の注意点

部分補修を依頼する際には、複数の業者から見積もりを取り、口コミや評判を確認し、施工方法をきちんと説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

複数の業者から見積もりを取ることで相場価格を把握し、コストを抑えることができます。口コミや評判は過去の施工実績や対応を知る貴重な情報となります。

施工方法をきちんと説明してくれる業者は信頼性が高く、安心できます。

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることは、部分補修を業者に依頼する場合に非常に重要です。

なぜなら、業者によって施工方法や使用する材料、費用などが異なるため、比較検討することで最適な業者を選ぶことができるからです。

見積もりを取る際は、具体的な補修箇所や範囲、希望する施工方法などを明確に伝えましょう。
少なくとも3社程度の見積もりを取り、施工方法や使用する材料、費用などを比較しましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。

業者選びに迷う場合は、住宅リフォーム業者紹介サイトなどを利用するのも良いでしょう。これらのサイトでは、複数の業者から一括で見積もりを取ることができます。

見積もりを取ることで、適正な価格で満足のいく施工を受けることができます。時間と手間はかかりますが、必ず複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。

口コミや評判を確認する

業者を選ぶ際には、口コミや評判を確認することが重要です。インターネット上の口コミサイトや、リフォーム会社紹介サイトなどを参考に、実際にその業者を利用した人の声を聞いてみましょう。

良い口コミが多い業者は、信頼性が高く、質の高いサービスを提供している可能性があります。逆に、悪い口コミが多い業者は、トラブルが発生するリスクが高いため、避けた方が良いでしょう。

また、口コミの内容だけでなく、業者の対応なども確認しましょう。顧客に対して丁寧な対応をしている業者であれば、安心して依頼することができるでしょう。

施工方法をきちんと説明してくれる業者を選ぶ

業者はウレタン防水の劣化状況を正確に診断し、適切な補修方法を提案する必要があります。

そして、その方法を分かりやすく説明してくれることが大切です。
信頼できる業者は、以下のポイントを説明してくれます。

  • 補修箇所と範囲
  • 使用する材料
  • 施工手順
  • 注意事項

このように、施工方法をきちんと説明してくれる業者は、技術力と知識に自信があり、顧客満足度を重視している傾向があります。

ウレタン防水の部分補修は、専門的な知識と技術が必要な作業です。信頼できる業者を選び、適切な補修方法で、屋上の防水性能を回復させましょう。

まとめ

屋上ウレタン防水の劣化は、経年劣化や紫外線、雨風などの影響で発生します。部分補修は、劣化箇所のみを補修する方法で、全面塗り替えに比べて費用を抑えることができます。

部分補修と全面塗り替えの違いは、主に費用と補修範囲です。部分補修は費用を抑えられる反面、全面塗り替えは補修範囲が広く、耐久性が高まります。

部分補修の費用相場は、1㎡あたり約3,000円~5,000円です。補修箇所や使用する材料によって価格が変動します。
部分補修の手順は、以下の通りです。
・補修が必要な箇所をケレンやサンダーなどで除去
・下地をプライマーで平滑に整える
・防水塗料を塗布
・トップコートを塗布

部分補修を業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、口コミや評判を確認することが重要です。また、施工方法をきちんと説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。

屋上ウレタン防水は、定期的な点検とメンテナンスが必要なため、劣化を早まって重大なトラブルが発生する前に適切な補修が必要です。

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