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外壁塗装のクリア塗装とは?サイディングにもできる?特徴を解説

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外壁塗装のクリア塗装とは?サイディングにもできる?特徴を解説

外壁塗装のクリア塗装とは?サイディングにもできる?特徴を解説

2024/06/20

外壁の塗装は、建物の外観を美しく保ち、長期的な価値を高める重要な工事です。

一般的な外壁塗装では、さまざまな色彩からお好みの仕上がりを選べますが、近年では「クリア塗装」への注目も高まっています。
クリア塗装は、外壁の素材そのものの色や質感を活かしつつ、保護効果も得られる塗装方法で、幅広い外壁材に適用できるため、人気を集めています。

そこで本記事では、外壁塗装のクリア塗装について、その特徴・適用条件・費用相場などを詳しく解説します。

建物の外観を美しく保ちながら、メンテナンス性の向上も期待できるクリア塗装の活用について、ぜひ参考にしてみてください。
 

外壁塗装のクリア塗装とは?

外壁塗装のクリア塗装とは、外壁の素材そのものの色彩や質感を活かしつつ、保護効果を得られる塗装方法のことです。

従来の外壁塗装では、不透明な塗料を用いて外壁全体を覆っていましたが、クリア塗装ではその層を薄くし、外壁素材そのものの質感を生かすことができます。
クリア塗装の主な特徴は以下の通りです。

 

素材の質感を活かせる

外壁の素材感が損なわれることなく、本来の魅力を発揮できます。

クリア塗装では、外壁材の木目・凹凸・色合いなどを生かし、建物のデザイン性を高められます。

特にサイディング・レンガ・コンクリートなど、素材感の豊かな外壁に適しています。


外観の変化を抑えられる

クリア塗装は外観に大きな変化をもたらさないため、建物の雰囲気を損なわずに美観を保てます。

従来の色付きの外壁塗装のように、色彩が大きく変わることはありません。

建物の個性を活かしつつ、外壁の保護と美化を実現できるのが特徴です。


塗装膜が薄いため柔軟性が高い

クリア塗装の塗膜は通常の外壁塗装に比べて非常に薄いため、外壁の変形にも追従しやすく、剥がれや割れが生じにくい特徴があります。

これにより、外壁の経年変化に伴う外観の劣化を抑えられます。


元の外壁素材の色彩が生かせる

クリア塗装では、無色透明の塗料を使用するため、外壁の素材色を損なわずに個性的な外観を演出できます。

外壁材本来の風合いを最大限に活かせるのは、クリア塗装の大きな魅力です。


クリア塗装は、外壁素材の魅力を最大限に引き出せる特徴を持っています。

人工木材・レンガ・コンクリート・木材など、さまざまな外壁素材への使用が可能です。
 

クリア塗装のメリット

クリア塗装には、さまざまな長所があります。


外観の変化を抑えられる
クリア塗装は外壁の素材感を損なわないため、建物の雰囲気を壊すことなく外観を美しく保てます。

従来の着色塗装のように、色合いが大きく変わることはありません。


塗膜が薄いため柔軟性が高い
クリア塗装の塗膜は非常に薄いため、外壁の変形にも追従しやすいです。

塗布することで、剥がれや割れが生じにくく長期的に外観を保持できます。


外壁素材の色彩を活かせる
クリア塗装では無色透明の塗料を使用するため、外壁材の持つ本来の風合いや色合いを最大限に活かせます。

素材の魅力を損なうことなく、個性的な外観を演出できるでしょう。


塗り替えが容易
クリア塗装は塗膜が薄いため、塗り替えの際の下地処理が容易です。

従来の外壁塗装と比べて、リフレッシュ工事が簡単に行えます。

クリア塗装のデメリット

クリア塗装にはメリットだけではなく、いくつかのデメリットもあります。

 

劣化が目立ちやすい

塗膜が薄いため、経年劣化による変化が一般の外壁塗装に比べて早く目立つ傾向があります。

そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

耐候性が低い

クリア塗装は外壁素材を保護する機能が低いため、長期的には外壁素材自体の劣化が進行する可能性があります。

特に厳しい環境条件の下では、適さない場合があるため注意が必要です。

 

コストが高い

クリア塗装では、専用の高性能な塗料を使用します。

一般的な外壁塗装と比べると、コストは高くなる傾向です。

 

建物の外観・環境条件・機能・メンテナンス性・コストなど、それぞれにメリットとデメリットがあります。

総合的に考慮して、最適な塗装方法を選択することが重要です。

クリア塗装の種類

外壁用のクリア塗装には、主に以下のような種類があります。

 

ウレタン系塗料

耐候性と柔軟性に優れ、外壁素材の変形に追従しやすいです。

建物の経年変化に伴う外観の劣化を抑えられるため、長期的な美観保持に適しています。

 

シリコン系塗料

耐候性に優れ、撥水性や汚れ防止性が高い塗料です。

雨水や汚れに強く、メンテナンス性の向上が期待できます。

特に海沿いの地域のように、厳しい環境下の建物に適しています。


アクリル系塗料

コストが比較的低く、施工性に優れる塗料です。

ただし耐候性は若干劣るため、屋内や比較的環境の良い場所での使用に向いています。


フッ素系塗料

高い耐候性を発揮し、長期にわたる美観保持が可能な塗料ですが、価格は高めです。

厳しい環境条件下の建物や、高い意匠性が求められる物件に適しています。


これらの中から、建物の用途や設置環境などを総合的に勘案して、最適なクリア塗料を選択します。

特に海沿いの地域や寒冷地など、厳しい環境下にある建物では、耐候性の高いフッ素系やシリコン系が適しています。

一方で、コストを抑えたい場合はアクリル系なども検討できます。

クリア塗装が適さない状態や部分

チョーキングが起こっている外壁

外壁素材の劣化が進み、表面がパウダー状になるチョーキングが生じている場合、クリア塗装は適しません。

チョーキングが進行すると、クリア塗装の密着性が低下し、早期剥離の原因となるためです。

このような状態の外壁には、一度下地処理を行い、色付き塗料での塗り直しが必要です。


コーキングの上

外壁の目地部分に施されているコーキング材の上は、クリア塗が適していません。

コーキング材の劣化に伴い、クリア塗装の剥がれ落ちの原因となる可能性があります。

そのためコーキングの上では、クリア塗装ではなく柔軟性の高い塗料を使用します。


外壁がひび割れている

外壁素材にひび割れが入っている場合、クリア塗装は適していません。

ひび割れが進行すると、クリア塗装の剥がれにつながる恐れがあります。

外壁のひび割れが起こっている場合には、補修と色付き塗料での塗り直しが必要です。


特殊なコーティングが施されている

すでに特殊な撥水や保護コーティングが施されている外壁は、クリア塗装を避けるのが一般的です。

コーティング層とクリア塗装の密着性が取れず、剥がれや浮きの原因となる可能性があります。


金属系の外壁材

鉄やアルミなどの金属系の外壁材は、クリア塗装に適していません。

金属材料は経年とともに変色や腐食が進行しやすく、その変化がクリア塗装の下地に影響を与えます。

金属系の外壁には、防錆性の高い専用の塗料を使用しましょう。


クリア塗装を過去にしている外壁

過去にクリア塗装を行った外壁に対して、再度同じ塗装を施すのは適切ではありません。

経年による劣化が進行しているクリア塗装の上に新たな塗装を重ねても、密着性の低下や早期剥がれの原因となる可能性があります。

この場合は、一度クリア塗装を剥がし、色付き塗料での塗り替えが必要です。


クリア塗装には、適用できる外壁素材や状態が限定されおり、事前の十分な現場調査と専門家による適切な診断が重要です。

最適な外壁塗装方法を選択することで、長期的な外観保持と建物の価値向上が期待できます。
 

クリア塗装の費用相場

外壁塗装におけるクリア塗装の費用相場は、以下の通りです。

  • 10坪程度の戸建て住宅の場合…30~50万円程度
  • 100坪程度の中規模ビルの場合…200~300万円程度

 

ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、実際の費用は以下の要因によって大きく変動します。

  • 外壁の素材(サイディング、コンクリート、レンガなど)
  • 外壁の状態(下地処理の必要性)
  • 使用する塗料の種類(ウレタン系、シリコン系など)
  • 足場設置の難易度
  • 建物の階数や規模

 

特に、下地処理の必要性や使用塗料の性能により、大きなコスト差が生じる傾向です。

また、足場設置が容易な平屋建てと比べ、高層階の建物ほど費用がかかります。

このため、事前に建物の状況を確認し、専門業者に見積もりを依頼することで、より正確な費用を把握できます。

クリア塗装の費用相場

外壁塗装におけるクリア塗装の費用相場は、以下の通りです。

  • 10坪程度の戸建て住宅の場合…30~50万円程度
  • 100坪程度の中規模ビルの場合…200~300万円程度

 

ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、実際の費用は以下の要因によって大きく変動します。

  • 外壁の素材(サイディング、コンクリート、レンガなど)
  • 外壁の状態(下地処理の必要性)
  • 使用する塗料の種類(ウレタン系、シリコン系など)
  • 足場設置の難易度
  • 建物の階数や規模

特に、下地処理の必要性や使用塗料の性能により、大きなコスト差が生じる傾向です。

また、足場設置が容易な平屋建てと比べ、高層階の建物ほど費用がかかります。

このため、事前に建物の状況を確認し、専門業者に見積もりを依頼することで、より正確な費用を把握できます。
 

まとめ

外壁塗装におけるクリア塗装は、建物の外観の魅力を最大限に引き出せる有効な手段です。
クリア塗装のメリットは、外観の変化を抑えられること、塗膜が薄く柔軟性が高いこと、素材の色彩を活かせること、塗り替えが容易であることなどが挙げられます。

一方で、劣化が目立ちやすい、耐候性が低い、コストが高いといったデメリットもあります。
クリア塗装に適した外壁素材や状態は限定されており、チョーキング状態・コーキングの上・ひび割れのあるもの・特殊コーティング済みのものなどには適していません。

また、金属系の外壁材やすでにクリア塗装を行っている外壁への適用も好ましくありません。

このため、事前の十分な現場調査と、専門家による適切な診断が重要です。


クリア塗装の費用相場は、一般的な外壁塗装に比べて高めの傾向にあります。

10坪程度の戸建て住宅で30~50万円、100坪程度の中規模ビルで200~300万円程度が目安ですが、外壁材の状態や使用塗料の性能、建物の規模などによって大きく変動します。
特に、下地処理の必要性や使用塗料の性能によって、大きなコスト差が生じる傾向にあります。

外壁がチョーキングやひび割れなどの劣化が進行している場合は、事前の補修が必要なため、費用は状況に応じて異なります。

また、足場設置が容易な平屋建てと比べ、高層階の建物ほど費用はかかります。


このため、事前に建物の状況を確認し、専門業者に見積もりを依頼することで、より正確な費用を把握できます。

建物の特性や条件に応じた最適な外壁塗装方法を検討し、コストパフォーマンスの良い工事を実現することが重要です。


クリア塗装は、建物の外観を美しく保ちつつ、外壁素材の持ち味を活かせる魅力的な塗装方法です。

ただし、適用条件や費用面でも留意点があるため、建物の特性を十分に把握し、専門家と相談しながら最適な外壁塗装の方法を選択することが重要です。


特にチョーキングやひび割れなど、外壁の劣化状況を事前に確認し、下地処理の必要性を把握しておくことが肝心です。

また、厳しい環境下での使用に適したクリア塗料の選定にも注意を払う必要があります。

クリア塗装は、外壁の保護と美観維持を両立できる優れた方法ですが、適切な条件設定と費用管理が欠かせません。

建物の特性に合わせ、最適な外壁塗装を実現しましょう。
 

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