おしゃれなツートン外壁塗装のポイント|おすすめな色の組み合わせも紹介
2024/06/20
外壁塗装を検討しているなら、おしゃれなツートンカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ツートンカラーは、2色を組み合わせることで個性を出し、外観をより魅力的に見せることができます。
このページでは、ツートン外壁塗装のポイントやおすすめの色の組み合わせについて解説します。
2色の比率や組み合わせのコツ、塗り分けのパターン・費用相場などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
外壁をツートンカラーにする際のポイント
ツートンカラーの外壁は、おしゃれで個性を出すことができます。
ツートンカラーにする際のポイントは、2色の組み合わせ比率が重要です。
6:4〜7:3の比率がバランスがよく、成功率も高まります。
同系色を組み合わせるのも効果的で、失敗するリスクを軽減できます。
セパレーションカラーで引き締め効果を狙うのもおすすめです。
これらのポイントを、以下で詳しく解説していきます。
2色の組み合わせ比率は6:4〜7:3がおすすめ
外壁をツートンカラーにする際、最も重要な要素の一つは色選びです。
特に、2色の組み合わせ比率は仕上がりの印象を大きく左右します。
一般的に、6:4〜7:3の比率で異なる色を用いるとバランスの良い外観となります。
例えば、メインカラーを6割、サブカラーを4割の割合で塗る場合、メインカラーが全体の印象を決定し、サブカラーがアクセントとなって建物を引き締めます。
逆に、メインカラーとサブカラーの面積がほぼ同じになると、メリハリに欠け、ぼんやりとした印象を与えてしまう可能性があります。
以下のリストは、ツートンカラーの組み合わせ比率に関する一例です。
- 6:4:メインカラーが全体の印象を決定し、サブカラーがアクセントとなる
- 7:3:よりメリハリの効いた印象になる
- 5:5:メインカラーとサブカラーが同等に目立つため、どちらの色も際立たなくなる可能性がある
ツートンカラーの組み合わせ比率はあくまでも目安であり、最終的には建物の形状や周囲の環境などを考慮して決定する必要があります。
同系色を組み合わせると成功率アップ
外壁をツートンカラーにする際は、同系色を組み合わせると成功率がアップします。
同系色は隣り合う色相の色同士を組み合わせるため、なじみが良く、落ち着きのある印象に仕上がります。
例えば、ブラウンとベージュ・グレーとブルー・グリーンとイエローなど、同じ系統の色を組み合わせると良いでしょう。
- ブラウンとベージュ:暖かみのある印象で、ナチュラルな雰囲気に仕上がる
- グレーとブルー:クールで洗練された印象で、モダンな雰囲気に仕上がる
- グリーンとイエロー:自然を感じさせる印象で、明るく爽やかな雰囲気に仕上がる
同系色でまとめれば失敗する可能性が低く、初めてツートンカラーに挑戦する方にもおすすめです。
セパレーションカラーで引き締め効果を狙う
ツートンカラーの外壁塗装は、2色のコントラストによって表情豊かで個性的な外観を演出できます。
さらに、セパレーションカラーをアクセントとして取り入れることで、より洗練された印象に仕上げることができます。
セパレーションカラーとは、2色の境界線に異なる色を挿し込む技法のことです。
例えば、白と黒のツートンカラーの外壁に、グレーのセパレーションカラーを入れることで、2色の境界線をより明確に強調することができます。
セパレーションカラーは、さまざまな色を用いることができます。
例えば、以下のような組み合わせが人気です。
- 白と黒のツートンカラーに、グレーのセパレーションカラー
- ブラウンとベージュのツートンカラーに、ダークブラウンのセパレーションカラー
- ブルーとグリーンのツートンカラーに、白のセパレーションカラー
セパレーションカラーは、あくまでもアクセントとして使用するものであるため、面積は小さくても効果的に使うことが大切です。
また、セパレーションカラーの色は、2色のどちらかの色と合わせることで、調和のとれた外観に仕上げることができます。
セパレーションカラーを使用することで、ツートンカラーの外壁塗装はより立体感が出て、洗練された印象になります。
セパレーションカラーを取り入れるか否かは、好みによって異なりますが、より個性的な外観を希望される方は、セパレーションカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
外壁カラー選びのポイントを押さえる
外壁カラー選びのポイントを押さえることが大切です。
周囲の環境に調和した色を選ぶと、街並みに馴染んで美しい外観となります。
汚れが目立ちにくい色を選ぶことも重要です。
黒や濃い茶色などは汚れが目立ちやすい傾向にあるため、白やベージュなど、比較的汚れが目立ちにくい色を選ぶと、メンテナンスの手間を軽減することができます。
住人の好みやイメージに合った色を選ぶことも大切です。
ツートンカラーの場合、2色の組み合わせによって、 モダンな雰囲気やナチュラルな雰囲気など、さまざまな印象を与えることができます。
住人が求めるイメージに合った色を選びましょう。
外壁の塗り分けパターンは、大きく分けて4つのパターンがあります。
- 上下で水平に色を分けるテクニック
- 縦のラインで外壁を垂直に分割する方法
- 外壁をバルコニーで分割する方法
- 外壁の一部だけ色分けする
これらのパターンは、それぞれ異なる印象を与えます。
好みや住宅の形状に合わせて最適なパターンを選びましょう。
上下で水平に色を分けるテクニック
上下で水平に色を分けるテクニックは、外壁をツートンカラーにする場合の定番です。
この手法は、視覚的な効果だけでなく、外観にメリハリをつけます。
色の比率は6:4~7:3がバランスがとれておすすめです。
また、同系色を組み合わせると成功率が高まり、落ち着いた印象を与えます。
セパレーションカラーとして白や黒、グレーを使うことで、色の区別を明確にできます。
このテクニックは、シンプルなデザインや和風の住宅、高低差のある住宅やバルコニー付きの住宅に特に適しています。
ただし、色のバランスが難しく、同じ色を多用すると単調になる恐れがあります。
上下で水平に色を分けるテクニックは、外壁をツートンカラーにするための効果的な方法です。
色の組み合わせやセパレーションカラーの選び方によって、さまざまな表情の外観を作ることができます。
縦のラインで外壁を垂直に分割する方法
外壁の色を上下で分ける方法とは異なり、縦のラインで外壁を垂直に分割する方法は、よりモダンでスタイリッシュな印象を与えることができます。
この方法では、壁面を垂直に分割し、異なる色を組み合わせることで、コントラストと奥行きが生まれ、外観に変化をもたらします。
垂直ラインの分割は、以下のようなメリットがあります。
- 外観をスタイリッシュに・・・建物の高さを強調して外観をよりモダンで洗練された印象
- アクセント効果…異なる色の組み合わせがアクセントとなり、建物を目立たせる効果が期待できる
- 個性を演出…個性的な色やパターンを選択することで、建物をユニークなものにできる
- また、垂直ラインの分割方法としては、以下のようなパターンが考えられます。
- 中央ライン分割…壁面の中央で縦に分割し、異なる色を組み合わせる方法
- オフセットライン分割…壁面の中央から少しずれた位置で分割し、異なる色を組み合わせる方法
- 複数ライン分割…壁面を複数本のラインで分割し、異なる色を組み合わせる方法
どのような分割方法を選択するかは、建物の形状やデザイン、好みなどによって異なります。
また、使用する色は、周囲の環境との調和や、建物のイメージを考慮することが大切です。
垂直ラインの分割は外観に変化を与え、個性的なデザインを実現できる効果的な方法です。
外壁塗装を検討する際には、垂直ラインの分割についても検討してみてはいかがでしょうか。
外壁をバルコニーで分割する方法
外壁を2色に塗り分ける際、バルコニーを境にして上下に色を変えるテクニックがあります。
これは水平ラインを強調し、建物に広がりを持たせる効果があります。
バルコニーの色は、建物のメインカラーと異なる色を選択するとコントラストがつき、より印象的な外観になります。
反対に、メインカラーと同系色を選択すると、より統一感のある落ち着いた印象になります。
バルコニーの色選びは、建物のデザインや周囲の環境に合わせて決めることが大切です。
また、バルコニーの手すりや床の色とのバランスも考慮する必要があります。
バルコニーを境にして外壁を2色に塗り分けることで、建物にメリハリをつけ、個性を出すことができます。
バルコニーの色選びには慎重に検討し、理想の外観を実現しましょう。
外壁の一部だけ色分けする
ツートンカラーの外壁は、2色を組み合わせることでデザイン性に優れた外観を実現できます。
中でも、外壁の一部だけ色分けする方法は、アクセントカラーを取り入れることで個性を演出することができます。
例えば玄関や窓枠など、家の顔となる部分にアクセントカラーを使用することで、より印象的な外観に仕上げることができます。
また、バルコニーや軒下など、構造的な特徴に合わせて色分けすることで、立体感のある外観を演出することも可能です。
外壁の一部だけ色分けする場合は、全体のバランスを考慮することが重要です。
アクセントカラーは、メインカラーよりも明るい色や濃い色を選ぶことで、メリハリをつけることができます。
また、面積のバランスにも注意し、アクセントカラーは全体の2割程度に抑えるのがおすすめです。
以下、外壁の一部だけ色分けする際のポイントをまとめました。
- アクセントカラーは、家の顔となる部分や構造的な特徴に合わせて選択する
- アクセントカラーは、メインカラーよりも明るい色や濃い色を選ぶ
- アクセントカラーの面積は全体の2割程度に抑える
これらのポイントを参考に、外壁の一部だけ色分けすることで、オリジナリティ溢れる外観を実現しましょう。
ツートンカラーの外壁でおすすめな色の組み合わせ
ツートンカラーの外壁塗装は、家の印象を大きく変えることができます。
しかし、色選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではツートンカラーの外壁におすすめな色の組み合わせをご紹介します。
青とグレーで落ち着いた外観
ツートンカラーの外壁で人気のある組み合わせの一つが、青とグレーです。
青色は落ち着きと清潔感を与え、グレー色は高級感とモダンな印象を与えます。
この2色を組み合わせることで、洗練された大人の雰囲気の外壁に仕上がります。
青とグレーの組み合わせは、さまざまなスタイルの外壁に合わせることができます。
モダンな住宅には、濃い青と薄いグレーを組み合わせるとスタイリッシュな印象になります。
また、ナチュラルな住宅には、水色とグレーを組み合わせると優しい雰囲気です。
さらに、青とグレーの組み合わせは、アクセントカラーとして他の色を取り入れることもできます。
例えば、玄関ドアや窓枠を白にすると、より明るい印象になります。
また、軒天や破風をオレンジや黄色にすると、より個性的な印象です。
青とグレーのツートンカラーの外壁は、落ち着いた雰囲気でありながら、モダンな印象も与えることができます。
高級感漂う白とグレーの外壁
白とグレーのツートンカラーは、清潔感と高級感を演出してくれる組み合わせです。
白は膨張色のため、建物を広く見せる効果があり、光を反射するため、明るく開放的な印象を与えます。
一方で、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
グレーは落ち着いた色で、白と組み合わせることで、白の持つ膨張感を抑え、シャープな印象を与えます。
汚れも目立ちにくいというメリットがあります。
白とグレーのツートンカラーは、どのようなテイストにも合わせやすい組み合わせです。
モダンな建物にも、クラシックな建物にもマッチします。
白とグレーのツートンカラーがおすすめの理由は以下の通りです。
- 清潔感と高級感を演出してくれる
- 建物への汚れが目立ちにくい
- どんなテイストにも合わせやすい
白とグレーのツートンカラーは、ツートンカラーの中でも特に人気が高い組み合わせです。
高級感と清潔感を演出したい方にオススメな組み合わせといえるでしょう。
黒と白でシンプルモダンな外壁
ツートンの配色でシンプルモダンな外壁を実現するには、黒と白の組み合わせがおすすめです。
黒はシャープで洗練された印象を与え、白は清潔感と明るさを演出します。
この2色はコントラストがはっきりとしているため、建物にメリハリをつけ、よりモダンな雰囲気を醸し出すことができます。
黒と白の比率は、6:4または7:3がバランスが良いとされています。
黒が多すぎると重たい印象になり、白が多すぎると単調な印象になるため、バランスを意識して配色することが大切です。
黒と白の組み合わせは、さまざまなスタイルの外壁に適用できます。
例えば、直線的なフォルムのモダン住宅や、スクエア型のスタイリッシュな住宅など、黒と白のシャープなコントラストが建物のデザインを引き立てます。
また、黒は汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
黒と白のツートンカラーは、シンプルでありながら洗練された印象を与えるため、モダンな外壁を希望する方に最適な配色と言えるでしょう。
ブラウンとベージュで落ち着いた外壁
洗練された印象を与えるブラウンとベージュの組み合わせは、落ち着いた雰囲気を演出したい方に最適です。
暖かみのあるブラウンは、ベージュの柔らかさを引き立て、どちらも自然の色合いなので、周囲の環境とも調和しやすいというメリットがあります。
この組み合わせは、シンプルモダンな外観を目指している方にもおすすめです。
ブラウンをメインカラー、ベージュをアクセントカラーとして用いることで、メリハリのある印象に仕上がります。
また、ブラウンとベージュは同系色なので、色選びに迷うことなく組み合わせることができます。
ブラウンとベージュのツートンカラーは、さまざまな外壁材との相性も抜群です。
塗り壁・サイディング・タイルなど、どの素材にも馴染みやすく飽きのこないデザインを実現することができます。
ブラウンとベージュのツートンカラーは、落ち着いた雰囲気とモダンなデザインを兼ね備えた、人気の高い組み合わせです。
ぜひ、外壁塗装の参考にしてみてください。
ツートン外壁は、2色の塗料を使用して塗り分けることで、外観にアクセントを加えることができる塗装方法です。
近年人気が高まっており、デザイン性や個性を表現したい方に注目されています。
しかし、ツートン外壁の費用は単色塗装よりも高くなる傾向があります。
その理由は、塗料の種類や使用する分量、職人の技術などが必要となるためです。
一般的なツートン外壁の費用相場は、坪単価で5,000~10,000円程度です。
これは単色塗装の坪単価3,000~6,000円よりも高くなっています。
費用は使用する塗料の種類や面積、施工方法などによって大きく異なります。
また、足場代や高所作業費、廃材処理費なども別途必要になる場合があります。
ツートン外壁塗装を検討している場合は、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
複数の見積もりを比較することで、適正な価格で工事を依頼することが可能になります。
しかし、ツートン外壁塗装は色の組み合わせによっては外観がアンバランスになりやすく、場合によってはイメージと違う仕上がりになりかねません。
単色塗装よりも高額になるため、実績が豊富で技術力の高い施工業者に依頼することがツートン塗装成功の鍵といえるでしょう。
まとめ
おしゃれなツートン外壁塗装のポイントは、2色の組み合わせ比率・同系色やセパレーションカラーの使用・外壁カラー選びのポイントなどがあります。
2色塗り分けのパターンとしては、上下や縦のラインで分割する・バルコニーで分割する・一部だけ色分けするなどがあります。
おすすめな色の組み合わせとしては、青とグレー・白とグレー・黒と白・ブラウンとベージュなどがありますが、最終的には個人の好みや家の雰囲気に合わせて決めるのが良いでしょう。
ツートン外壁塗装の費用相場は、使用する塗料や施工面積によって異なりますが、一般的に1㎡あたりは5,000〜10,000円程度かかります。
おしゃれなツートン外壁塗装を検討している方は、この記事を参考に、ぜひ素敵な外観を実現してください。