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エレベーターピットに防水工事を行う重要性とは?費用や工期を左右する要因も解説

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エレベーターピットに防水工事を行う重要性とは?費用や工期を左右する要因も解説

エレベーターピットに防水工事を行う重要性とは?費用や工期を左右する要因も解説

2024/06/21

エレベーターピットの防水工事について

  • エレベーターピットとは何?
  • エレベーターピットに防水工事を行う必要性とは?
  • エレベーターピットに漏水が起こる原因と防水工事の種類について詳しく知りたい!

エレベーターピットに防水工事を行うことは、建物の安全性と耐久性を確保するうえで非常に重要です。

ピット内に水が浸入すると、機械部品や構造物に錆や腐食が進み、エレベーターの安全性や動作に影響を及ぼす可能性があります。

また、水の浸入によりカビや腐敗が進み、建物や使用する方の健康状態を悪化させることもあります。

しかし費用や工期・工法などの専門性が高いため、施工に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エレベーターピットに防水工事を行う重要性や、工期・費用を左右する要因について解説します。

信頼できる業者の選び方についても解説していますので、参考としてお役立てください。

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エレベーターピットとは?

エレベーターピットとは、エレベーターの下部に位置する空間であり、一般的には地下階や建物の基礎の下に存在します。

このピットはエレベーターカーが動作するための重要な要素であり、エレベーターの安全性や効率性に直接影響します。

エレベーターピットは、通常、エレベーターシャフトの底部にあり、エレベーターカーが最下層に到達したときにカーの下部がピット内に入るように設計されています。

このスペースは、エレベーターカーの移動や保守作業を容易にするためのものであり、また、エレベーターが地上階まで到達する前に速度を調整するための緩衝装置も含まれています。

エレベーターピットは、建物の構造やエレベーターシステムの設計において重要な考慮事項であり、適切な設計と保守が行われることで安全性や快適性を確保するのに役立ちます。

エレベーターピットに漏水が起こる原因

エレベーターピットに漏水が起こる原因はさまざまですが、一般的な要因には次のようなものがあります。

地下水や雨水の浸透

地下水や雨水が建物の基礎や地下構造に浸透し、ピット内に漏れ込むことがあります。

これは適切な防水処理がなされていない場合や、地下水位の変動が大きい場所ではより一層問題が顕著になるでしょう。

排水システムの不良や老朽化

排水システムの不良や老朽化により、水がピット内にたまることがあります。排水パイプの詰まりや破損、設置されているポンプの故障などが主な原因です。

不適切な防水処理

エレベーターシャフトやピットの防水処理が不適切であったり損傷していたりする場合、漏水のリスクが高まります。

また防水材の劣化や施工不良が原因となることがあります。

地震や地盤沈下の影響

地震や地盤沈下などの外部要因により、ピットの地下構造が変形し漏水が発生することがあります。

地震による建物の揺れや、地盤の沈下に対する適切な耐震設計が必要です。

このように、漏水が放置されるとエレベーターシステムや建物の構造に損傷を与える可能性があり、また、カビや腐敗などの健康上のリスクを引き起こす恐れもあります。

そのため、定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。

 

エレベーターピットに防水工事を行う重要性

エレベーターピットに防水工事を行うことは、建物の安全性と耐久性を確保するうえで非常に重要です。

防水工事は、ピット内での漏水や湿気の浸透を防ぎ、エレベーターシステムや建物の構造を保護する役割を果たします。

エレベーターシャフトや機械部品への水の浸入は、エレベーターの機能に深刻な影響を与える可能性があります。

水が機械部品に浸入すると錆や腐食が進行し、エレベーターの動作を阻害するだけでなく、安全性にも悪影響を及ぼす可能性があります。

さらに、湿気や水がピット内にたまるとカビや腐敗の原因となり、建物だけでなく利用する方の健康状態を損なうおそれがあります。

防水工事によってピット内の湿気や水の浸入を防ぐことで、建物の保全費用を削減し、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。

また、防水工事は建物の価値を維持し、所有者や入居者の安全と快適さを確保するうえで欠かせない要素です。 したがって、定期的な点検と適切な防水工事の実施が重要です。

エレベーターピットに行う防水工事の種類

TACSS工法

TACSS(Thermo-Active Chemical System for Subgrades)工法は、化学的に活性化された材料を使用してピットの防水を行う手法です。

この工法では、特殊な化学物質が混入されたコンクリートが使用され、熱や湿気に反応して硬化し、水密性を確保します。 環境にやさしく、効果的な防水手法として広く利用されています。

IPH工法

IPH(Injection Pile & Panel Hole)工法は、ピットの壁や床面に注入される特殊な樹脂やポリマーを使用して防水を行う手法です。

この工法では、ピット内に穴を開け、樹脂やポリマーを圧入して隙間を埋め、水の侵入を防止します。

素早く確実な施工が可能であり、ピットの防水性を高める効果的な方法として採用されています。 さらに、防水ポンプやドレンシステムを設置する方法も効果的です。

防水ポンプは特に、地下水の影響を受けやすい場所で重要な役割を果たします。

またドレンシステムは、水の排水を効率的に行うために設計されたパイプや溝で構成されています。

どのような工事が適しているかについては、現地調査を行ったうえで決められるのが一般的です。

エレベーターピットに防水工事を行う際の工期と費用

エレベーターピットに防水工事を行う際の工期と費用は、さまざまな要因によって異なります。

一般的には、ピットの大きさや形状、現状の状態、選択される防水工法などが工期と費用に影響を与えます。

工期に関しては、比較的小規模なピットの場合、1〜2週間程度で工事を完了することができることがあります。 しかし、大規模なピットや複雑な形状の場合、工期はそれ以上に長引くことがあります。

また、現状の状態によっては、古い防水材の撤去や補強が必要な場合があり、これらの作業も工期を延長させる要因となります。

費用に関しては、防水工法の選択や使用する材料、工事の規模や複雑さなどによって大きく異なります。

一般的には、TACSS工法やIPH工法などの化学的な防水工法を採用する場合、比較的高額な費用がかかることがあります。 また、工事の際に必要な機材や人件費も費用に影響を与えます。

エレベーターピットの防水工事は建物の安全性と耐久性を向上させる重要な作業であり、適切な施工と投資が必要であるということです。

建物所有者や管理者は、信頼できる専門業者との相談を通じて、工期と費用を適切に見積もり、計画することが重要です。

エレベーターピットの防水工事に使用する防水材の選び方

エレベーターピットの防水工事において、適切な防水材を選ぶことは重要です。
選ぶ際には以下の点に留意することが重要です。

耐久性

ピット内は機械の振動や湿気・化学物質などにさらされるため、長期間耐えられる強靭な材料を選ぶ必要があります。
また、防水材の耐摩耗性や耐薬品性も考慮する必要があります。

施工性の良さ

施工過程での作業性や施工時間の短縮が、工事全体の効率性に影響します。
したがって、使いやすい材料を選ぶことが重要です。

防水性能

防水材は、ピット内にたまる水や湿気を十分に防ぐ必要があります。
適切な防水性能を持つ材料を選ぶことで、水漏れや湿気の問題を未然に防ぐことができます。

環境への影響

防水材は、ピット内にたまる水や湿気を十分に防ぐ必要があります。
適切な防水性能を持つ材料を選ぶことで、水漏れや湿気の問題を未然に防ぐことができます。

予算

最後に、予算も考慮する必要があります。
防水材の価格は種類や品質によって異なりますので、予算内で最適な選択を行うことが重要です。

品質とコストのバランスを考慮し、適切な防水材を選ぶことが工事の成功につながります。

エレベーターピットに防水工事を行う際の流れ

エレベーターピットに防水工事を行う際は、以下の流れが一般的です。

  • step1|調査・計画

    まず、初期調査と計画が行われます。

    ピットの現状を評価し、必要な工事の範囲や工法、材料、予算などを検討します。
    これには、ピットの寸法測定や防水不良の原因特定などが含まれます。

  • step2|施工前の環境整備

    次に、施工前の準備作業が行われます。 ピット内の機器や設備を撤去し、作業領域をクリアにします。

    また、作業現場の安全対策や環境保護対策も整えます。

  • step3|施工

    その後、防水工事が開始されます。 選択された防水材料や工法に基づいて、ピットの床面や壁面に防水処理が施されます。

    これには、防水コーティングの塗布、防水シートの敷設、注入型ポリマーの充填などが含まれます。

  • step4|仕上げ作業

    防水工事が完了したら、追加の仕上げ作業が行われます。

    これには、防水材の乾燥や硬化待ち、防水シートやコーティングの仕上げ作業などが含まれます。

  • step5|最終検査

    最後に、施工された防水材の品質を確認し、必要に応じて保証書の発行や最終検査が行われます。

    これによって、工事の品質と完成度を確認し、建物の耐久性と安全性を確保します。

  • 以上の流れを適切に実施することで、エレベーターピットの防水工事を効果的に行うことができます。

    施工を依頼する際の業者の選び方とは

    エレベーターピットの防水工事を依頼する際、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
    適切な業者を選ぶためには、以下のポイントに留意することが大切です。

    施工実績が豊富か

    まず、業者の信頼性と実績を確認します。

    過去の施工実績や顧客の評判を調査し、信頼できる業者かどうかを判断します。

    業界での評判や口コミ・参考になる情報を活用して、信頼性を確認しましょう。

    専門知識を有しているかを確認する

    次に、業者の専門知識と技術力を評価します。

    エレベーターピットの防水工事は、専門的な技術と知識が必要な作業です。

    業者が経験豊富で、適切な技術や最新の施工方法を持っているかどうかを確認します。

    わかりやすく丁寧な対応をしてくれるか

    また、業者の対応力やコミュニケーション能力も重要です。

    施工前の打ち合わせや相談に対して丁寧に対応し、要望や疑問に迅速に対応してくれる業者を選ぶことが重要です。
    円滑なコミュニケーションが工事の成功につながります。

    保証やアフターサービスはあるか

    業者の保証やアフターサービスも重要なポイントです。

    防水工事の品質を保証する保証期間や、万が一のトラブル発生時の対応策など、アフターサービスに関する条件を確認しましょう。信頼できる業者であれば、長期的な関係を築くことができます。

    適切な相場の見積もりか

    最後に、価格や見積もりも比較検討します。

    価格だけでなく、提供されるサービスや品質・保証内容などを総合的に考慮して、コストパフォーマンスの高い業者を選ぶことが重要です。

    以上のポイントを踏まえて、信頼できる業者を選ぶことで、エレベーターピットの防水工事を安心して依頼することができます。

    まとめ

    エレベーターピットは、エレベーターが設置された建物の地下部分にあり、安全な運用のために重要な箇所です。
    以下の注意点から、正しい防水工事を行うことが重要と言えます。

    • 地下水や雨水、排水システムの不良や老朽化、不適切な防水処理、地震や地盤沈下の影響により漏水が発生しやすい
    • 漏水により機械部分の故障や安全性への不安、カビや水の腐敗による健康への被害などが懸念される
    • TACSS工法やIPH工法などがあり、環境に応じて選択・施工される
    • 工期や費用は、施工場所の広さや損傷度をはじめ、どのような工法を用いるかによって大きく異なる
    • 使用する防水材は、耐久性や施工性の良さ・性能や環境への配慮・予算などから決められる
    • 実際の施工は、施工箇所の調査をおこなったうえで必要な整備を経て行われる
    • 施工実績や専門知識の有無・わかりやすさやアフターサービスについて検討し、適切な見積もりを作成してくれる業者を選ぶことが重要

    安全かつ安心できる住環境を整えるためにも、エレベーターピットの防水工事やメンテナンスは重要です。

    不安や疑問はなるべく施工前に解消しておくことで、スムーズな防水工事につながるでしょう。

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