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陸屋根の防水工事の種類は?費用相場や施工の流れを徹底解説!

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防水工事

陸屋根の防水工事の種類は?費用相場や施工の流れを徹底解説!

「陸屋根のメンテナンスを考えているのだけど、どんな防水工事をすれば良いの?」とお悩みのかたはいませんか?

確かに防水工事には色々な種類があるので、迷ってしまいますよね。

 

そこでこの記事では、陸屋根の防水工事の種類について解説していきたいと思います。

費用相場や施工の流れについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

陸屋根とは

陸屋根とは、勾配のない平らな屋根のこと。

屋上として活用できたり、メンテナンスが簡単だったりするメリットがあります。

ただし風雨の影響が大きく、水が溜まりやすい構造なので、防水工事は必須です。

防水工事の種類と費用相場

陸屋根の防水工事には、以下の4つの方法があります。

どんな防水工事があるのか、費用相場と一緒にご紹介していきます。

塗膜防水

一般住宅では塗膜防水が使われるケースがほとんどです。

塗膜防水には、液状の塗料が使われます。

塗膜防水には「ウレタン防水」と「FRP防水」の2種類がありますよ。

ウレタン防水

ウレタン樹脂を下地に塗って防水する工法です。

硬化前は液状なので、複雑な形状の場所へも施工できます。

硬化後は、ある程度の柔軟性を持ちます。

 

最も多く使われている工法ですが耐用年数は短めなので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

ウレタン防水1㎡あたりの施工費用は4,500~7,000円、耐用年数は10年ほどです。

FRP防水

FRP防水は、繊維強化プラスチックを使った工法です。

ガラス繊維でできたマットの上にポリエステル樹脂を塗り、防水層を形成します。

 

FRP防水は、軽量で強度が高いのが特徴です。

硬化するのも早いので、1~2日で施工が完了します。

 

ただし伸縮性がないので、下地が収縮しやすい木造建築や、広い場所への施工には適しません。

また紫外線に弱いので、施工後はトップコートを塗って紫外線から保護する必要があります。

FRP防水の費用相場は1㎡あたり6,000~8,000円、耐用年数は10~12年ほどです。

シート防水

塩化ビニル製またはゴム製のシートを使って、広範囲を一気に防水します。

リーズナブルに施工できて、メンテナンスも基本的には不要です。

 

ただし既製品の防水シートを張り付けていくので、複雑な形状の陸屋根への施工には適しません。

シート防水の1㎡あたりの費用相場は、塩ビシートは4,000~8,000円、ゴムシートは2,500~7,000円。

耐用年数は塩ビシートが12~15年、ゴムシートが10~12年ほどです。

アスファルト防水

アスファルトを使って防水する工法です。

古くから用いられており、耐久性や耐水性も高く信頼できる工法です。

 

ただし防水層が高重量になるので、一般家庭の陸屋根に使われることは少ないです。

マンションやビルなど大きな建物で使われることが多いですよ。

 

ちなみに熱を使う工法を採用した場合は、大掛かりな器具が必要になります。

また施工の際には煙や匂いが発生するので、周辺環境への配慮も必要です。

アスファルト防水の1㎡あたりの費用相場は5,500~8,500円と割高ですが、耐用年数が15~25年と長いです。

 

これまでご紹介してきた防水工事の種類や費用相場、耐用年数について以下にまとめてみましょう。

 

防水工事の種類 単価(1㎡あたり) 耐用年数
ウレタン防水 4,500~7,000円 10年前後
FRP防水 6,000~8,000円 10~12年前後
シート防水

塩ビシート:

4,000~8,000円

ゴムシート:

2,500~7,000円

塩ビシート:

12~15年前後

ゴムシート:

10~12年前後

アスファルト防水 5,500~8,500円

15~25年前後

 

上記の費用以外に、仮設足場の設置費用や諸経費などもかかります。

具体的な費用については、施工業者に見積もりを出してもらうことで分かりますよ。

メンテナンスのタイミングは?

陸屋根に以下のような症状がある場合は、メンテナンスが必要です。

 

・ひび割れがある

・雑草が生えている

・陸屋根の床に膨れがある

・陸屋根の床が剥がれている

・水溜りがなかなか消えない

・排水溝の詰まりが直らない

・屋内で雨染みや雨漏りが発生している

 

このような症状がある場合、防水層がダメージを受けている可能性があるので、業者に依頼して点検することをおすすめします。

 

ただし、ちょっとしたひび割れや水溜りがあるからといって、すぐに防水工事をしなければならない、というわけでもありません。

小さな劣化は、「そろそろ防水工事が必要かな?」というサインだと捉えましょう。

 

ただしメンテナンスせずに何年も放置すると、劣化部分からどんどんダメージが広がる恐れがあります。

定期点検は忘れずに行なってくださいね。

陸屋根を長持ちさせるメンテナンス方法

陸屋根を長持ちさせるには、以下のようなメンテナンスが必要です。

排水溝(ルーフドレン)を掃除する

排水溝に落ち葉や土などが詰まっていると上手く雨水が排出されません。

最悪の場合は陸屋根がプールのようになってしまうでしょう。

3か月に1度は掃除してみてくださいね。

トップコートを塗り替える

トップコートは5年前後で塗り替えが必要です。

トップコートの塗り替えを行なわずにいると、防水層が紫外線のダメージを受けて変色したりひび割れたりしやすくなります。

床面を掃除する

コケが発生している場合などは、床面を掃除すると良いでしょう。

 

ただし雑草が生えている場合は要注意。

防水層にダメージを与えて、雨漏りしやすくなっている恐れがあります。

専門家に点検してもらったほうが安心かも知れません。

施工業者の選び方

防水工事を行なう業者は、次の方法で選ぶのがおすすめです。

相見積もりで選ぶ

複数の業者に見積もりを出してもらう「相見積もり」を行なうことにより、適正価格が把握でき、工事内容も比較できます。

説明が分かりやすいか、対応が丁寧か、信頼できそうか、といったことも比較できますよ。

アフターサービスで選ぶ

保証期間(通常5~10年)はどうか、施工不良を見つけた場合にすぐに対応してもらえるか、といったアフターサービスの質もチェックしましょう。

施工後に業者が倒産しても保証される「瑕疵保険(かしほけん)」に加入しているかどうかも、しっかり確認してくださいね。

施工実績で選ぶ

施工実績が豊富な業者かどうかも重要です。

施工実績が豊富だと施工ミスが起きにくいでしょう。

自社施工かどうかで選ぶ

自社で工事を行なえるのかどうかもチェックしましょう。

大手リフォーム会社やハウスメーカーなどは安心感があるものの、下請けに工事をさせるので中間マージンが発生します。

その分だけ工事費用が高くなってしまいますね。

自社施工だと現場の職人とのやり取りもスムーズなので、依頼主の意見や要望も伝わりやすくなりますよ。

資格の有無で選ぶ

国家資格である「防水施工技能士1級」の有資格者がいる業者は信頼できる傾向があります。

実務経験のみだと最低7年は取得にかかります。

防水施工技能士1級を持っている職人がいる会社は、高い技術や豊富な知識による施工が期待できます。

陸屋根の防水工事まとめ

今回ご紹介した内容について、簡単にまとめていきます。

 

・陸屋根とは、勾配のない平らな屋根のこと

・防水工事は「塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」の3種類

・1㎡あたりの費用相場は4,000~8,500円

・ひび割れや雑草、床の剥がれなどがあればメンテナンスが必要

・排水溝の掃除やトップコートの塗り替えで、防水層が長持ちする

・相見積もりで施工業者を選ぶのが大切

・業者の施工実績や資格の有無なども確認する

 

具体的にどんな防水工事が陸屋根に必要かは、施工業者に見積もりを出してもらうことで分かります。

ちょっとした劣化くらいでは防水工事が必要ない場合もあるので、まずは専門家に点検を依頼してみてくださいね。

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