「修繕」と「改修」の違いとは? 防水工事-問屋
2021/10/12
弊社は塗装材と防水材などの販売と関東圏内の防水工事を主に活動をしております。その際、皆様は修繕工事と改修工事をよく耳にすると思います。
この「修繕」と「改修」とは、一体何が違うのか気にされたことはありますか。
「修繕」とは、経年や何らかの外的要因によって劣化、不具合が発生した建物、建物の一部、設備、部材などに対して修理や取り替えなどの処置を行い、
問題部分の性能や機能を支障なく利用できる状態にまで回復させることを言います。回復の度合いはすぐに終わる応急処置的な作業のものではなく、
建物の建設当初の水準にまで戻すことを目的とした工事になります。なお、大規模修繕と関わりの深い計画修繕では、この「修繕」を10年程で計画的に行っていきます。
劣化や不具合が発生したときにその度に行う手直しの場合は、「補修」と呼んで修繕のジャンルには入りません。
「改修」とは マンションに求められる性能・機能を、建設当初よりグレードアップさせる内容となります。近年では、住民の方の変化や設備機器の進歩等により、
新築マンションの性能や居住性は著しく向上しています。これに伴い、高経年マンションでは性能・機能面が古くなり、資産価値が低下することにもなりかねません。
修繕のみですと廻りのマンションとの差ができてしまうので資産価値を上げるため改修工事をすることもあります。
こうしたことから、高経年マンションの質及び価値を長持ちさせていくためには、「修繕」による性能の回復に加えて、現在の居住水準・生活水準に見合うよう、
マンションの性能をグレードアップし、魅力のある住みよいマンションにしていくことが重要な役割になります。
一般的には、性能・機能をグレードアップさせる工事のことを「改良(グレードアップ)」といい、「修繕」及び「改良」が組み合わさり、建物全体の
性能を改善する工事のことをまとめて「改修」といいます。
結論をいいますと「修繕」はマンションの性能を維持し、以前の状態に回復するために行う工事であり、
「改修」は社会や時代の変化によって向上していく住環境の水準に合わせて、初期性能よりも高い性能や機能、居住性を獲得することを目指すものです。
外観は修繕工事で、内装は改修工事という組み合わせが多いです。トイレやキッチン、宅配ボックスやオートロックなどが多いです。
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