屋根の防水・屋上防水の種類や費用|防水工事について解説
2024/06/19
雨漏りは、屋根や外壁などの防水機能が低下することで起こります。
防水工事を適切に行うことは、建物の耐久性を高め、快適な居住空間を守るために不可欠です。このブログでは、屋根防水と屋上防水の種類、劣化症状、費用などについて解説します。
雨漏りにお困りの方や、防水工事について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
中間マージンゼロ!直接お取引でコストカット
新東亜工業が選ばれる理由
- 仲介料である中間マージンが0で外注費コストカット
- 施工スピードと正確性を重視
- お客様満足度は98%!
- その他大規模修繕の対応や相見積もりも歓迎
屋根防水の基本
屋根防水は建物の耐久性や快適性を維持するために重要な役割を果たします。ここでは、屋根防水の基本について解説します。
屋根防水には、主にアスファルト防水、シート防水、ウレタン防水、FRP防水の4種類があります。それぞれの防水の種類は、費用や耐久性、耐候性などの特徴が異なります。屋根防水は定期的なメンテナンスが必要です。一般的には、5~10年に一度、防水層の点検や補修を行う必要があります。
木造の陸屋根の防水修繕工事やビルなどの防水工事については、以下で詳しく解説しています。
木造の陸屋根の防水修繕工事について
木造陸屋根は、比較的平らな屋根構造で、防水性能の確保が重要です。経年劣化により防水層が傷むと、雨漏りなどのトラブルが発生しやすくなります。
これらの症状は、防水層の劣化が原因である可能性が高く、早急に修繕工事を行う必要があります。
木造陸屋根の防水修繕工事には、さまざまな方法があります。代表的な方法としては、以下のようなものがあります。
FRP防水 |
|
---|---|
ウレタン防水 |
|
シート防水 |
|
アスファルト防水 |
|
木造陸屋根の防水修繕工事は、防水性能を回復させ、雨漏りなどのトラブルを防ぐために重要な工事です。適切な修繕方法を選択し、信頼できる業者に依頼することで、安心して暮らすことができます。
ビル・マンションなどの防水工事について
ビルやマンションなどの防水工事は、建物の劣化を防ぎ、長寿命化を図るために重要な工事です。特に、屋上や外壁は雨や風、紫外線などの影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
ビルやマンションなどの防水工事には、様々な工法があります。代表的な工法としては、以下のものが挙げられます。
- FRP防水: 耐久性と耐候性に優れており、複雑な形状にも対応できるため、近年多く採用されています。
- ウレタン防水: 伸縮性が高く、防水層に亀裂が入りにくいのが特徴です。
- シート防水: 施工が容易で、コストを抑えられる点がメリットです。
- アスファルト防水: 伝統的な工法で、耐久性が高い反面、施工に時間がかかるのがデメリットです。
ビルなどの防水工事を行う際には、建物の構造や用途、予算などを考慮して、最適な工法を選択することが重要です。また、信頼できる施工業者に依頼することも大切です。
屋上防水の劣化症状とは?
屋上防水は、紫外線や雨水、風などによって時間の経過とともに劣化していきます。劣化の症状は、屋根のひび割れ、屋根の浮き、水溜まりができるなどがあります。
以下の症状を発見したら、専門業者に調査を依頼し、適切な補修を行う必要があります。
屋根のひび割れ
屋根のひび割れは、屋上防水の劣化症状の中でも最も多く見られる現象です。 経年劣化による防水層の硬化や紫外線による損傷などが原因で発生し、放置すると雨漏りの原因となります。
ひび割れは、幅や深さによって深刻度が異なります。
ヘアクラック | 幅が0.3mm以下の細いひび割れ。 防水層の表面に発生することが多く、放置してもすぐに雨漏りにつながることは少ないです。 |
---|---|
中クラック | 幅が0.3mm~1mmのひび割れ。 防水層の内部まで達している可能性があり、雨漏りのリスクが高まります。 |
大クラック | 幅が1mm以上の大きなひび割れ。 防水層が完全に破断している可能性が高く、早急な補修が必要です。 |
ひび割れを発見したら、放置せずに早急に専門業者に相談しましょう。 業者による調査の結果、補修が必要と判断された場合は、状況に応じて適切な補修方法を選択する必要があります。
屋根の浮き
屋根の浮きは、屋根材が下地から剥がれて浮き上がっている状態です。放置すると雨漏りの原因となるため、早急な補修が必要です。
屋根の浮きは、主に以下の原因で発生します。
- 経年劣化:屋根材は経年劣化により、徐々に劣化していきます。特に、紫外線や雨風にさらされる屋根は劣化が早くなります。
- 施工不良:屋根の施工が不適切だった場合、屋根材が浮き上がることがあります。
- 自然災害:台風や地震などの自然災害により、屋根材が浮き上がることがあります。
屋根の浮きを放置すると、雨漏りなどが発生し、屋根材の落下につながる恐れも出てきます。
屋根の浮きは、早急な補修が必要です。屋根の浮きを発見したら、専門業者に相談しましょう。
水溜まりができる
水たまりができる場合、屋根防水の劣化が考えられます。
経年劣化や紫外線による影響で、防水層に亀裂やひび割れが発生することがあります。そこから雨水が浸入し、水たまりが発生します。
防水層が剥がれると、下地の防水シートが露出します。防水シートは防水性能が低いので、雨水が浸入しやすくなります。
目地は防水層の継ぎ目部分です。目地が劣化すると、そこから雨水が浸入しやすくなります。排水口が詰まっていたり、排水勾配が不十分だったりすると、水が流れにくくなり、水たまりが発生します。
水たまりを発見したら、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。状況に応じて適切な補修工事が行われます。
定期的に防水層の状態を確認し、必要に応じて補修を行いましょう。
屋上防水工事の種類
屋上防水工事の種類ついてそれぞれ解説していきます。今回は以下の4つについて解説します。
- FRP防水
- ウレタン防水
- シート防水
- アスファルト防水
では、それぞれ確認していきましょう。
シート防水とは、防水シートを屋根全面に敷き詰めて防水層を作る工法です。ゴムやプラスチック系シートを
FRP防水とは?
FRP防水とは、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を使用した防水工法です。ガラス繊維などの強化材をポリエステル樹脂に含浸させてシート状にしたものを、屋根や屋上に貼り付けて防水層を形成します。
FRP防水は、軽量で施工が容易なため、近年広く普及している工法です。また、耐候性や耐水性に優れているため、長期にわたって防水性能を維持することができます。
FRP防水のメリットは、以下のとおりです。
- 軽量で施工が容易
- 耐候性、耐水性に優れている
- 意匠性に優れている
- コストパフォーマンスが高い
一方、デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 火に弱い
- 下地の状態に影響を受けやすい
- 適切な施工が必要
FRP防水は、さまざまな種類の屋根や屋上に適用することができます。特に、複雑な形状の屋根や屋上には適しています。
ウレタン防水とは?
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法です。2液混合タイプと1液タイプの2種類があり、2液混合タイプは硬化剤と樹脂を混ぜて反応させることで硬化します。1液タイプは水分と反応して硬化します。
ウレタン防水は、伸縮性と耐候性に優れているため、屋上やバルコニーなど、さまざまな場所に適しています。また、塗膜が薄いため、軽量で建物への負担が少ないというメリットもあります。
ただし、ウレタン防水は紫外線に弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。また、施工には専門の技術が必要となるため、費用は他の防水工法よりも高くなる傾向があります。
シーと防水とは?
使用することが多く、耐久性と施工のしやすさで広く普及しています。シート防水には、以下の種類があります。
- 塩化ビニル系シート防水: 耐久性に優れ、コストも比較的安く、最も普及しているシート防水です。
- オレフィン系シート防水: 塩化ビニル系シート防水に比べ耐候性に優れ、近年注目を集めています。
- ゴムシート防水: 伸縮性に優れ、複雑な形状の屋根にも対応できますが、コストが高くなる傾向があります。
シート防水のメリットは、施工が早く済むこと、複雑な形状の屋根にも対応できること、軽量であることなどです。デメリットは、他の防水工法に比べて耐久性が劣ること、定期的なメンテナンスが必要なことなどです。
アスファルト防水とは?
アスファルト防水は、最も伝統的な防水工法の一つです。アスファルトは、石油から精製された粘着性の高い物質で、防水シートや塗料として使用されます。アスファルト防水は、耐久性が高く、比較的安価なため、広く普及しています。
アスファルト防水の施工方法は、大きく分けて2種類あります。一つは、アスファルトシートを貼り付ける方法です。
アスファルトシートは、工場で製造された防水シートで、現場で必要な大きさに切って貼り付けます。もう一つは、アスファルト塗料を塗る方法です。アスファルト塗料は、液状のアスファルトで、現場で塗布します。
アスファルト防水は、主に以下のような場所に使用されます。
- 屋上
- バルコニー
- ベランダ
- 基礎
- 地下室
アスファルト防水は、耐久性が高く、比較的安価なため、広く普及しています。しかし熱に弱いため、直射日光が当たる場所では劣化が早まる傾向があります。また、アスファルトは可塑性が高いため、ひび割れが発生しやすいという欠点もあります。
屋根の防水塗装工事で雨漏りは防げる?
雨漏り防水にはや年お防水塗装が有効ですが、あくまで補助的な手段であり、根本的な解決にはなりません。 防水塗装は定期的に行う必要があり、塗料の種類や施工方法、屋根の材質によって効果が異なります。
屋根の防水工事の修繕費や費用について
屋根の防水工事は、雨漏りなどを防ぐために必要なメンテナンスです。費用は、工事内容や使用する材料によって異なります。
部分的な修繕は10万円~50万円、全面的な改修は50万円~200万円が目安となります。
費用は材料費、人件費、足場代、諸経費で構成されています。早期に修繕を行い、複数の業者から見積もりを取る、補助金制度を利用することで費用を抑えることができます。
屋上防水の施工業者の選び方
屋上防水工事を行う際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。業者の選び方のポイントは、以下の通りです。
豊富な施工経験があること
豊富な施工経験がある業者は、様々な施工現場で培ったノウハウを持っています。そのため、どのような状況でも適切な施工方法を選択し、トラブルを回避することができます。
また、経験豊富な業者であれば、施工スケジュールや費用についても正確な見積もりを出すことができます。
まずは公式サイトで施工実績などを確認すると良いでしょう。
資格を持つ職人が在籍していること
資格を持つ職人は、防水工事に関する知識と技術を習得しています。そのため、適切な材料と工法を選択し、施工することができます。
施工後の検査についての資格を持っている所の場合は一括して検査から施工完了までを頼めます。
防水工事は、雨や雪などの水分から建物を守るために重要な作業です。そのため、資格を持つ職人が在籍している業者を選ぶことが大切です。
見積書や保証内容も納得できる内容であること
屋上防水工事の施工業者を選ぶ際には、見積書や保証内容も納得できる内容かどうかを確認することが大切です。
見積書には、工事内容、材料費、人件費、諸経費など、工事にかかるすべての費用が明記されている必要があります。また、消費税や廃材処分費などの費用も含まれているかどうかを確認しましょう。
保証内容には、工事完了後、一定期間の間に不具合が発生した場合に、無料で修理や補修をしてくれるかどうかが明記されています。保証期間は、一般的には5年から10年程度ですが、業者によって異なる場合があります。
納得できない点があれば、契約前に業者に質問しましょう。納得できる内容の見積書と保証書があれば、安心して工事をお願いすることができます。
まとめ|屋上防水工事の特徴を理解して施工を
屋上防水工事は、屋上の防水層を新しく張り替える工事です。防水層には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。屋上防水工事の費用は、防水層の種類や施工面積によって異なります。
また、信頼できる業者を選ぶことが重要です。豊富な施工経験があり、資格を持つ職人が在籍している業者を選びましょう。また、見積書や保証内容についても確認が必要です。
屋上防水工事は、建物の寿命を延ばすために重要な工事ですので適切な時期に適切な工事を行い、雨漏りや屋根の損壊の心配なく快適な生活を送れるようにしましょう。