鉄部塗装は? 修繕工事‐外壁
2024/10/11
鉄部塗装の修繕工事
鉄部の塗装は、下地調整というケレン作業が、耐久性を伸ばす点ではもっとも重要になってきます。
鉄扉などはサンドペーパーで、階段などのさび発生の場所には、ワイヤーブラシやワイヤーカップなどを取り付けたディスクサンダーを使用してさびや活膜以外の弱くなった旧塗膜を除去していきます。
ケレン作業とは、鉄部に残っている古い既存塗膜や錆びを落とす作業のことですが、サビを落とすだけでなく、塗装後のサビの広がりを抑制し、塗料の密着性を高めるという、非常に重要な効果があります。
密着を高めるために表面を傷つけます。下地調整までの工程で、塗料が密着しやすい状態にしたあとは、塗装します。
まず鉄部の表面を、錆び止め塗料(防錆塗料または防食塗料)などの材料を使って保護していきます。
外壁・屋根の塗装は、基本的に、塗料を3回重ね塗りして仕上げていきますが、これは鉄部の塗装でも同様で、錆び止め塗料を1回目の下塗りとなり、中塗りと上塗りを行い、合計3回の重ね塗りを行います。
中塗りと上塗りを行うことによって、錆び止め塗料そのものも保護され、錆び以外の劣化からも鉄部を守ることができるようになります。
業者の見積書では、中塗りと上塗りをまとめて「上塗り2回」と表記している場合があり、詳細が分かりにくいことも多いため、全部で何回塗装するのか確認するようにしてください。
入り組んだところや狭いところを小バケで先に塗り、広いところは後から平バケ、ローラーバケで塗るようにします。
外壁塗装とは違い鉄部は複雑な箇所が多いので外壁より時間がかかります。
塗った後は乾くまで手で触れたり、雨水やホコリがかからないように注意してください。