下地補修とは?マンションの大規模修繕工事
2021/11/24
下地補修について
下地補修とは…塗装・防水施工などをするにあたり、素地面の補修工事をすることです。凸凹やひび割れ、欠損や塗膜剥離などを削り取ったり・埋めたりするとても大切な作業になります。
下地補修をしないと塗膜の耐久性が短くなり、再び修繕工事をする必要が出てきて費用も膨れ上がります。
ビルやマンションなどの建物は、主に鉄筋とコンクリートでできていることが多いです。これは、鉄の酸性とコンクリートのアルカリ性によって中和され、耐久性を高めることを目的としています。
コンクリートは外気の温度が高いと膨張し、温度が低いと収縮するという性質があります。
年数が経過するごとにコンクリートは気温や天候によって収縮を繰り返し、ひび割れが発生する等の不具合が起こります。
そのまま放置すると、ひび割れから雨水が浸入し、内部の鉄筋の腐食を促して建物の寿命を縮めてしまいます。
また室内にも雨漏りが起き、壁紙の張替えなど内装の補修にまで及ぶと費用が必要以上に発生してしまいます。
塗装をするからひび割れなどが埋まると思われますが、補修をしないと塗膜が早めに割れたり剥がれたり劣化が進みます。
下地補修には、ひび割れ、塗膜剥離、浮き部、欠損、爆裂などの補修があります。
なので外観を綺麗にするとともにより長く維持するため、塗装、防水の前には下地補修をする必要があります。
日頃から外観に目線を配り、定期的なメンテナンスをお勧めします。