外壁のタイルとは?
2021/05/22
外壁タイルの特徴とメリット・デメリット
タイル張りの外壁は、表面にタイルを1枚ずつ貼り付けて仕上げていきます。タイルの最大の特徴として、高級感や重圧感があり、家全体を美しく仕上げることができます。
タイルは、石や砂などの自然素材を、約1300℃の温度で焼き固めているので、硬く傷つきにくい、丈夫な外壁材です。元々の素材も、土や石などの無機質なので、タイル自体は一生長持ちするともいわれています。
さらにタイルは耐久性、耐火性、耐水性にも非常に優れているため、外壁材として広く使われています。ただ職人が1枚ずつタイルを貼り付けるため費用は高くなってきます。
【メリット】
- 耐久性が高い
- メンテナンスが簡単
- 汚れにくい
- デザイン性が高い
【デメリット】
- 初期費用が高額
- 地震に弱い
- 施工の難易度が高く、職人の腕が必要
メンテナンスのタイミングですが、タイル同士をつなぐ目地の部分が劣化してしまうため、目安として10年ごとにメンテナンスを実施しておくといいと思います。
また建築基準法で、築後10年、もしくは修繕工事から10年を経過した外壁がタイル貼りなどのマンションの場合、3年以内に外壁の全面打診調査を行う必要がある、と定められていることと関係があるのです。
またタイルのメンテナンスは接着面のモルタルに含まれる水酸化カルシウムが溶け出して、表面が白くなっていたり、タイルの浮き、剥がれ、破損などが目立ってくると検討しましょう。
タイル壁の場合、状態が悪化すると浮いてるタイルが剥がれ落下し事故が起きる可能性もありますので普段から気を配りましょう!
弊社は外壁タイルの修繕工事の際、紫外線、大気汚染、太陽熱、風雨から保護するためクリヤー塗装をおすすめしております。
タイル壁の外壁塗装
タイル壁の場合、サイディングやモルタルとは工程が変わります。
まず仮設足場を組みますが、洗浄の方法が他と変わります。
高圧洗浄清掃でもある程度の汚れは落とすことはできますが、タイルに染み込んでしまった汚れや細かい所までは落としきれません。
そのため手洗いで薬品洗浄をします。
薬品には酸性薬品や中性薬品などタイルの汚れ具合と環境に合わせて使用薬品の選定を行います。
表面を洗浄した後、環境にやさしい超低汚染弱溶剤形アクリルシリコン樹脂クリヤーを塗布します。
クリヤー塗料はアクリルシリコン樹脂のもつ強靭な化学構造(シロキサン結合)と下地への優れた浸透性により、シーラー不要で直接下地と強固に密着します。
クリヤーを塗るメリットとしては、目地部の劣化を防止し、磁器タイルの表面 と目地の鮮映性を元の美しさに蘇らせる工法です。仕上げには 艶有りと艶消しの2種類がございます。
クリヤー塗料にはセラミック成分を複合化することにより、塗膜は高硬度、低帯電性、親水性を示し、汚れを寄せ付けず、付着した汚れも雨などで洗い落とすため、いつまでも美しい表面を維持することができます。
またアクリルシリコン樹脂を採用することで、卓越した耐久性、耐候性を発揮します。また耐水性、耐酸性、耐アルカリ性に優れているため、長期に亘り目地の中性化防止、塩害防止、酸性雨による劣化を防止し、防水性を向上させます。
目地のモルタルは硬化することで伸縮への追従性がなくなり目地に隙間ができたり、ひびや割れを発生させやすく雨漏りを起こす可能性があるのでクリヤーをお勧めしております。クリヤーを塗ることで雨漏り防止の効果がございます。
弊社はタイル壁の修繕工事の場合は以上のメリットがあるためタイル塗装をさせていただいております。